WEBデザイン 2022.04.21(木)

Webデザイナーの残業が多い理由とは?具体的な対策も解説

副業としてもフリーランスとしても人気のあるWebデザイナー。

しかし、残業が多く大変ということを聞きませんか?

本記事では、Webデザイナーの残業が多い理由・残業の少ない働き方を解説します。

残業が少ない会社に勤められるよう、Webデザイナーの残業事情の正しい知識を身につけていってください。

Webデザイナーの残業事情

まずは、Webデザイナーの残業事情を解説します。

会社によって違いはあるものの参考になる部分が多いはずです。

Webデザイナーの平均残業時間は19.2時間

転職サイトdoda(デューダ)によると、Webデザイナーの平均残業時間は19.2時間といわれています。

また、同記事の中では15,000人の会社員の残業時間を調べたところ、平均残業時間は20.8時間という結果に。

Webデザイナーは会社員を比較すると残業代は決して多くない数字です。

引用:「doda職種図鑑」

一つ考えられるのは、今回ご紹介したデータはあくまでも平均ですので会社によって大きく変わるでしょう。

制作会社のような自社で商品開発が完結しない企業の場合は、クライアントを挟むので残業が多くなる傾向にあります。

また、人手不足の会社では繁忙期に入ると、残業が多くなります。

そのため、Webデザイナーの残業は月によっても変動すると考えていたほうが良いでしょう。

Webデザイナーの残業代が出るかどうかは会社次第

勤めているWebデザイナーの会社によっては残業代が出ないことも。

ほとんどの会社では年俸制の給与に含まれているケースがあるようです。

給与とは別に残業代が支払われているのは珍しいみたいですね。

会社の規模が大きくなり事業会社の場合だと、給与と残業代が別で支払われることが多いですが、小さな制作会社ではほとんどそうではないようです。

残業は多いがWebデザイナーは需要が高い職種

Webデザイナーは会社の規模や時期によっては残業が多くなる傾向にあります。

しかし、副業やフリーランスでWebデザイナーを目指す人は後を絶ちません。

クリエイティブ職の中でも人気がある職業といえます。

Webデザイナーも今後はもっと伸びていくでしょう。

残業は多いかもしれませんが、需要が高い職業です。

Webデザイナーの残業が増えてしまう4つの理由

なぜWebデザイナーは残業が増えてしまうのかを解説します。

これからWebデザイナーを目指す方は気をつけましょう。

大きく分けて4つ挙げられます。

  1. 納期が短い
  2. 人手不足
  3. クライアントワークなため
  4. 新しい知識を身につけなくてはいけない

Webデザイナーの残業が多い理由1:納期が短い

納期までの期間が短いと、残業が増えてしまいます。

納期は絶対に守らなくてはいけません。

納期を守らないと、クライアントに多大な迷惑を与えてしまいます。

そのため、納期が近くなると、Webデザイナーはその仕事を終わらせなくてはいけないので残業が増えてしまいます。

また、小さな制作会社の場合、一人のデザイナーが複数案件を抱えていることも。

複数案件を抱えていると、他の案件と納期が近くなってしまう場合もあります。

そうなると、残業は増えてしまいがちです。

Webデザイナーの残業が多い理由2:人手不足

Webデザイナーは人気のある職業ですが、人の入れ替わりは激しいでしょう。

なぜなら、一度Webデザインのスキルを習得すれば、キャリアアップの幅が広がるからです。

  • 転職
  • 独立

需要が高い職業ですので、転職もしやすいですし、基本的にパソコン1台あれば仕事ができるのでフリーランスとしての活動も可能です。

そのため、人員の入れ替わりがあり、一時的には人手不足になる企業もあります。

人手不足が続いてしまうと、残業が増えていくでしょう。

Webデザイナーの残業が多い理由3:クライアントワークなため

Webデザイナーはクライアントワークです。

クライアントの都合によっては遅い時間からの打ち合わせ始まることもあるでしょう。

また、納品した作品の修正依頼がきたり時には無理難題の依頼が来たりするようです。

悪質なクライアントの相手をしないといけない場面もあるので残業が増えてしまうといわれています。

ある意味、自分のペースで仕事が終わるわけではないので難しい部分ですね。

Webデザイナーの残業が多い理由4:新しい知識を身につけなくてはいけない

Webデザインの世界は、移り変わりが早い世界です。

デザインのスキル・情報を常にキャッチアップしていかなくてはいけません。

最近では、UI/UXデザイナーと呼ばれるユーザーが購入するまでの一連の流れを担当するWebデザイナーも誕生しています。

さらにWebデザイナーに求められるのはデザインのスキルだけではありません。

クライアントの売上を上げるためのマーケティングやデザイナーを統括・管理するディレクターという役割もあります。

それぞれの役割によって学ぶことが必要になるので、時には仕事が終わってから会社で学ぶこともあるでしょう。

ダメなことばかりではない?Webデザイナーにとって意味のある残業とは

Webデザイナーの残業が増えてしまう理由を解説しました。

しかし、全ての残業が悪いというわけではありません。

駆け出しの頃やWebデザインを始めたばかりの時は長時間集中的に学ぶ時期が必要です。

その理由を詳しく解説します。

Webデザイナーにとって残業は多くのスキルを短期間で習得できる

Webデザインの世界では実力と経験が重視されます。

Webデザイナーを始めた頃は、実力も経験も不足している状態です。

経験がないのは当たり前ですが、実力はスキルを覚えなくては上がっていきません。

もちろん経験を通して実力も上がっていく側面もありますが、学ぶことで実力は上げていけます。

自分の努力次第でスキルを上げていくには、一定期間は残業をして短期的にスキルを習得する必要があるでしょう。

また、会社に勤めている場合、覚えることも数え切れないほどありますよね。

仕事を覚えなくては上司や先輩に迷惑をかけてしまいます。

そのためにはどうしても残業をして多くをインプットをする必要があります。

実力世界のWebデザイナーだからこそ、短期間でスキルを上げるためや仕事を覚えて社員として活躍していくためにも残業をする必要とする時期があると言えるでしょう。

Webデザイナーが残業の少ない働き方をする方法4選

自分から積極的に学ぶ残業は良いと思いますが、「Webデザイナーになったら残業はなるべくしたくない」と考えている方もいるでしょう。

また、Webデザイナーは需要が高く、加えてスキルがあれば仕事の選択肢が増えます。

そのような方は、ぜひここで解説している働き方を参考にしてみてください。

方法1.残業の少ない企業内・自社内のWebデザイナーになる

企業内・自社内のWebデザイナーは残業が少ないといわれています。

なぜなら、自社内で商品の開発をしているためです。

外部のクライアントに依頼をしないので年間のスケジュールが把握しやすくゆとりのある納期が設定できます。

唯一のデメリットは、案件の種類が限られてしまうので制作会社のように幅広いスキルを身につけるのが難しいことです。

ただ、時間に余裕のある働き方ができるので自主的に学び続けられます。

制作会社でスキルを磨いてから自社内のWebデザイナーになるのも有効な手段ですね。

方法2.派遣やパートでWebデザイナーをして残業をしない

雇用形態を派遣やパートとしてWebデザイナーになれば、残業は0に近くなるはずです。

派遣社員の場合、雇用主は派遣会社であり、残業は推奨されていないことがほとんど。

パートやアルバイトであれば、時給単位で働くので残業は発生しづらいでしょう。

基本的に契約時間内での勤務になるので、納期が近かったりトラブルが起きたりしない限りは残業なく働けるでしょう。

方法3.副業としてWebデザイナーを続ける

Webデザインのスキルは一度身につけたら武器になるため、副業という選択肢も視野に入れてみてください。

例えば、制作会社で働いていて残業が多く辞めたとします。

その後に定時で上がれる仕事をしながらWebデザインの仕事を続けることも可能です。

最近では、制作会社でも長時間労働を是正しようとしている動きがあります。

残業を減らそうと努力している制作会社に勤めながら、Webデザインの副業で収入を得るという方法もできますよね。

Webサイトの広告で使用するバナー制作やアイコン制作の案件であれば、副業を行うには十分な時間を確保できます。

スキルを磨いたらWebデザインを副業としてあなたの目指す働き方を選択するのがおすすめです。

方法4.フリーランスとして独立

フリーランスになれば、納期や収入は自己管理によって決まります。

仕事をたくさん受ければ忙しくなるので、収入も次第と上がっていくはずです。

ただし、会社でやってもらっていた税金・保険の手続きも基本的には自分自身で行う必要があります。

自己管理を徹底しなくてはいけないという大変さもありますが、実力を身につければ働く時間や働く人を選択して働くことも可能です。

「ストレスフリーで働いていきたい」と考えている方には、フリーランスはオススメです。

Webデザイナーの残業、働き方でお困りの方へ

Webデザイナーの残業事情や残業が増えてしまう理由・Webデザイナーが残業を少なくして働ける方法を解説しました。

ポイントは以下です。

  • Webデザイナー平均残業時間は19.2時間
  • 残業は多いがWebデザインは人気の高いスキル
  • 会社の状況やクライアントによっては残業が増える
  • Webデザインのスキルを身につければ残業のない働き方は可能

Webデザイナーは会社によっては残業が多いところもあるでしょう。

しかし、Webデザインのスキルは需要もあり、一度身につければパソコン1台あるだけで働く環境を選べます。

Chapter Twoでは、Webデザインのスクールを運営しています。

無料相談も実施中ですので、お気軽にお問い合わせください。

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