動画編集 2022.03.26(土)

動画編集のエフェクトとは?種類やおすすめ無料サイトを紹介

動画編集をする際、動画のクオリティを高めるためにエフェクトを使用することはよくあります。

自分で制作している動画にもエフェクトを入れたいと考えているものの、エフェクトの種類や使用する方法などが分からず、困っているという方もいるのではないでしょうか。

そこで本記事では、以下の内容をご紹介します。

  • 動画編集のエフェクトとは
  • 動画編集のエフェクトの種類
  • 動画編集のエフェクトの使用方法
  • おすすめのエフェクト素材サイト

動画編集のエフェクトについて詳しく知りたい人は、ぜひ参考にしてみてください。

動画編集のエフェクトとは?

動画編集でよく使われる「エフェクト」とは、動画内に追加する特殊効果のことです。

エフェクトを追加することで、視聴者にインパクトを与えられたりメリハリのある動画に仕上がって見やすくなったりと、動画のクオリティが高まる様々なメリットがあります。

エフェクトは、主に以下のような場面などで使用すると効果的です。

  • 場面転換したいとき
  • シーンを強調させたいとき
  • 壮大感や緊張感を与えたいとき

動画編集をするうえで必須ですが、エフェクトはデータ量が多いデメリットがあるため、使用する際はある程度のスペック以上のパソコンや動画編集ソフトを用意しましょう。

動画編集で使用するエフェクトの種類

エフェクトには様々な種類があり、動画編集で使用する際は場面に合ったエフェクトを使いましょう。

中でも、動画編集でよく使われている代表的なエフェクトは、主に以下の6種類です。

  • トランジション
  • ビデオスピード
  • コンポジティング
  • カラー・光線エフェクト
  • モーショングラフィックス
  • シミュレーション

では、順に見ていきましょう。

トランジション

トランジションとは、シーンを切り替えるときの繋ぎとして挟まれるエフェクトです。

次のシーンへの移行をスムーズに行えるほか、スタイリッシュな動画を演出できるメリットがあります。

トランジジョンの種類は、画面が徐々に白く、または暗転する「ホワイトアウト/ブラックアウト」や拭き取るように画面が切り替わる「ワイプ」など、多岐にわたります。

動画編集の基本となる技術で、使い方によっては動画のクオリティをより高められる必須エフェクトです。

トランジジョンの中でも特に使用頻度が高いのは、「クロスディゾルブ」です。

クロスディゾルブは前のシーンをフェードアウトしながら次のシーンへ移行するエフェクトで、カラオケの映像や商品紹介など、日常的に使われています。

画面の切り替わりがスムーズで、おしゃれな雰囲気を演出できます。

 

ビデオスピード

ビデオスピードとは、動画の再生速度を変えるエフェクトです。

動画の再生スピードを変更することで、冗長になりがちなシーンを印象良くしたり印象深いシーンを強調したりできます。

時間経過を早送りにする「タイムラプス」や同じ映像を複数回再生する「リプレイ」あたりが、YouTuberの動画で頻繫に使用されています。

「動きのあるシーンを目立たせたい」「移動シーンや作業シーンなどの変わらない映像を取り入れつつ素早く次のシーンへ移行したい」となったときに有効です。

 

コンポジティング

コンポジティングとは、元の動画に複数の素材を合成するエフェクトです。

他のエフェクトと併用することで、あり得ない映像やストーリー仕立ての動画を作成できます。

代表的なコンポジティングは、動画内の人物をコピーしたり別の動画素材を加えたりする「マスク」や無地の背景で撮影した人物を別動画に透過して重ねる「クロマキー合成(グリーンスクリーン)」などがあります。

『コンポジター』というコンポジティングを専門に扱う仕事があるほど需要が高く、工夫次第で他の動画にはないカッコいいおしゃれな映像の編集も可能です。

 

カラー・光線エフェクト

カラー・光線エフェクトとは、映像内の色を変化させるエフェクトです。

動画をより印象的に仕上げられ、視聴者の目に止まるような映像になります。

1色だけを変更する「カラー置換」や1色以外を白黒にする「カラースプラッシュ」などがあり、YouTubeではおもしろ動画などでもカラー・光線エフェクトが使われています。

ただし、動画内に様々なカラー・光線エフェクトを使いすぎると視聴しづらい映像になりやすいため、使用する際は1動画につき1エフェクトをベースにするといいでしょう。

 

モーショングラフィックス

モーショングラフィックスとは、ロゴや文字といった静止素材に動きや音をつけるエフェクトです。

様々な動きをする企業ロゴやテレビ・ネットCMなど、身近な場所で使用されており、動画編集をするうえで必須となります。

モーショングラフィックスを加えることで、動画で伝えたいメッセージが視聴者に伝わりやすくなります。

有名なモーショングラフィックスは、対象映像に合わせて静止画を追跡させる「モーショントラッキング」などが挙げられます。

 

シミュレーション

シミュレーションとは、映像に光を追加するエフェクトです。

動画がより自然な雰囲気になる効果があり、風景映像をきれいにする際に向いています。

 

動画編集でエフェクトを使用する方法【全部で3つ】

動画編集でエフェクトを使用する方法は、以下の3つが挙げられます。

  • 動画編集ソフトのプラグインを活用する
  • 素材サイトを活用する
  • 自作する

どの方法でもエフェクトを使えるようになるため、自分に合った方法を選びましょう。

動画編集ソフトのプラグインを活用する

各動画編集ソフトには、それぞれ対応したプラグインがあり、導入することで対象のエフェクトを使用できます。

そもそもプラグインとは、元の動画編集ソフトに機能を追加する拡張機能のことです。

元の動画編集ソフトにはなかったエフェクトも、対応しているプラグインを導入すれば使えるようになります。

欲しいエフェクトを自由に選択できるメリットがある一方で、有名なプラグインだと他の動画編集と被ってしまうデメリットも。

プラグインは有料のものから無料のものまであり、有料の方が高クオリティのエフェクトが豊富に揃っています。

動画編集ソフトのプラグインの代表例としては、After Effectsの「Animation Composer」が有名です。

素材サイトを活用する

お手軽に動画編集で使えるエフェクトが欲しい場合は、エフェクト素材サイトを活用しましょう。

エフェクト素材サイトには高品質なエフェクト素材が豊富に揃っており、ダウンロードするだけで自由に使用できます。

エフェクト素材サイトのエフェクトも、プラグインと同様に有料のものから無料のものまであります。

お試し感覚で動画編集でエフェクトを活用したい場合は無料素材サイトを、より多くの素材とより高いクオリティのエフェクトを求めるなら有料素材サイトを使うといいでしょう。

 

自作する

エフェクトを自作するのも、動画編集でエフェクトを使用する方法の1つです。

自力で制作するのは時間がかかりますが、自由に使える唯一無二のエフェクトを作成できます。

プラグインや素材サイトのエフェクトは、他人も使える分被ってしまうケースも珍しくありません。

動画編集のエフェクトで差別化を図りたい場合は、エフェクトを自作に挑戦してみまし。

 

おすすめのエフェクト素材サイト【無料あり】

たくさんあるエフェクト素材サイトの中でも、以下のエフェクト素材サイトが使いやすくておすすめです。

  • ニコニ・コモンズ
  • MotionElements
  • Footage Crate

素材サイトを活用して動画編集でエフェクトを使用したい場合は、ぜひチェックしてみてください。

ニコニ・コモンズ

  内容
料金(税込) 基本無料
商用利用 一部不可
素材数 不明
公式サイト ニコニ・コモンズ

ニコニ・コモンズは、掲載されている多くのエフェクト無料でダウンロードできるエフェクト素材サイトです。

他のクリエイターが作ったエフェクトを自由に使える仕組みで、エフェクトに加えて画像素材や音声素材なども使用できます。

無料でエフェクトが使えるメリットがある反面、利用可能範囲と営利利用を満たしている素材しかYouTubeやその他広告などで使えないデメリットがあります。

とはいえ、利用可能範囲と営利利用を満たしている素材はたくさんあり、初めて動画編集でエフェクトを使いたいときなどにはうってつけのエフェクト素材サイトです。

「動画編集でエフェクトを挑戦してみたい」「ちょっとしたエフェクトをつけたい」といった場合は、ニコニ・コモンズを活用してみるといいでしょう。

MotionElements

  内容
料金(税込) 年額2万5,800円~
※都度課金制もあり
商用利用 可能
素材数 400万点以上
公式サイト MotionElements

MotionElements(モーションエレメンツ)は、世界中の高クオリティなエフェクトが集まっているエフェクト素材サイトです。

400万点以上もの素材があり、エフェクトもかなりの数が揃っています。

また、全素材が商用利用可能でダウンロード数も無制限。
YouTubeや企業広告の動画編集など、仕事でも著作権を気にせず好きなだけ利用できます。

『Premiere Pro』や『After effects 』といった人気動画編集ソフトに対応しているテンプレートも取り扱っているため、多くの動画編集者が利用しています。

支払いが年額でしかできないデメリットこそありますが、月額2,000円程度で数多くのエフェクトを無制限で利用できる、非常にコストの高いエフェクト素材サイトといえるでしょう。

Footage Crate

  内容
料金(税込) 月額約700円
商用利用 可能
素材数 不明
公式サイト Footage Crate

Footage Crateは、炎や霧、グリッチといったダイナミックで実用的なエフェクトが揃っている海外のエフェクト素材サイトです。

月額料金を支払えばより快適に利用できますが、無料でダウンロードできるエフェクトもあります。

無料といっても、どれもそのまま動画編集に入れれば使えるほどの高クオリティなエフェクトばかりで、重宝している動画編集者も多いです。

ただし、無料で利用する場合は何もしないと1日2回まで、無料会員登録をすると1日5回までしかダウンロードできない点に注意しましょう。

海外サイトなため日本語は非対応ですが、無料で良いエフェクトをダウンロードできるおすすめエフェクト素材サイトです。

動画編集でエフェクトを使用してクオリティを高めよう

今回は、動画編集でよく使われている「エフェクト」の特徴や種類、使用方法などをご紹介しました。

エフェクトとは、動画に加える特殊効果のことです。
場面転換やシーン強調のときなどに使用すると、映像にメリハリが出て動画編集のクオリティを高められます。

エフェクトは「トランジション」や「コンポジティング」など種類が豊富で、場面に合わせて使用するエフェクトを選ぶと効果的です。

動画編集ソフトのプラグインやエフェクト素材サイトを活用すると簡単にエフェクトを使えるため、気になった人はぜひチェックしてみてください。

エフェクトを活用したアニメーション動画編集者を目指している方は、ぜひ『Chapter Two』のスクールをご検討ください。

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