動画編集を快適にするメモリ容量とは?おすすめのスペックをご紹介

「動画編集をしたいのだけどパソコンが古くて、どんなパソコンが良いのか分からない。」
「手持ちのパソコンで動画編集を試してみるけど、ソフトが途中で止まってしまう」
SNSの普及で動画編集を自宅のパソコンで行うことが増えてきました。
スマートフォンで撮影してパソコンで動画編集を行う人も多いのではないでしょうか。
動画はデータ量が大きく、編集が重く感じてしまうことも。
今回は動画編集に直結するメモリを中心に、必要なPCスペックを見ていきます。
メモリについて
まずはメモリの役割と、動画編集を行っていくうえで必要なことについてみていきます。
お手持ちのパソコンメモリが動画編集に合っていない場合、増設を考えてみてくださいね。
メモリの役割とは
メモリとは、パソコンの頭脳とされるCPUとストレージの間でやり取りされているデータを一時的に保管する場所です。
メモリ容量が多ければ多いほど、このやり取りがスムーズに行われます。
ただし、メモリはあくまでデータが一時的に保存される場所です。
アクセスはとても速いですが、容量は小さくなります。
動画編集で扱うデータはとても大容量です。
メモリの容量を多く持たないと動画編集の最中に画面がカクついてしまいます。
メモリ容量が少ないと、スムーズに作業を行うことは難しくなります。
メモリ増設について
メモリは増設することが可能です。
増設することで動画編集ソフトが快適に動くようになります。
データを一時保存する場所が増えるため、ストレージにアクセスを行わなくても良くなるためです。
スムーズな動画編集を行うために、メモリ増設も検討しましょう。
デュアルチャネルについて
デュアルチャネルはパソコンに同じメモリを2枚取り付け、CPUとのやり取りを早くするための機能です。
メモリの増設を行いたい場合、パソコンがデュアルチャネル対応のものでなければなりません。
また、メモリを取り付ける場所を間違えてしまっては動作しません。
メモリの増設はまず、デュアルチャネルであるかの確認が必要です。
動画編集を快適にするパソコンスペックは
動画編集には大きな容量のメモリが必要です。
扱うデータも大きければ、操作するソフトもたくさんの容量を要します。
最低限のスペックを確認しておきましょう。
メモリ
フルHD動画を扱うには最低でも8GBは必要です。
16GBあれば快適に作業を行うことができます。
最近では4K動画を扱うことも多くなってきました。
4K動画の編集を行うには最低16GBのメモリが必要です。
32GBあればさらに早く編集することができます。
CPU
パソコンの頭脳となる部分です。
動画編集では「Core i7」以上のスペックを用意します。
CPUの性能は高ければ高いほど快適です。
素材をたくさん盛り込みたいのであればより多くの処理をします。
よって、さらに高性能なCPUを搭載してもよいでしょう。
「Core i5」でも動作可能なソフトはあります。
しかし、本格的な動画編集を行うと「Core i5」では心もとないです。
「Core i7」、4K動画の場合は「Core i9」にしておくと間違いないでしょう。
ストレージ
ストレージにはSSDとHDDの2種類があります。
動画編集を行うにはやはり大容量のストレージが必要です。
最低でもSSD 512GBを用意しておきましょう。
SSDであればパソコンの起動も早く、ソフトもサクサク動きます。
HDDだけでは動作の面で不安が残ります。
HDDを使いたいのであれば、SSDとの併用がおすすめです。
作業中の動画編集データはSSDに保存。
完成した動画はHDDに保存と分けておくとよいでしょう。
バックアップの意味でも外付けHDDを用意しておいても良いです。
動画編集では大容量データを扱います。
動画が増えれば増えるほど保管場所にも注意しておきましょう。
ノートPCとデスクトップPCの違いとは?メリット・デメリットを解説
パソコンにはノートパソコンとデスクトップパソコンの2種類があります。
どちらにもメリットとデメリットが存在します。
それぞれの長所・短所を知り、環境に合ったものを選んでくださいね。
ノートパソコンのメリット
どこでも作業ができるので携帯するにはノートパソコン一択です。
マウスパッドでマウス操作もできます。
キーボードも快適なものが増えてきました。
家だけではなく、外出先でも動画編集を行いたいときにはノートパソコンをおすすめします。
さらに最近のノートパソコンはかなり軽量化されています。
収納スペースを考えてもノートパソコンは便利です。
持ち運びを前提とされているノートパソコンは省電力です。
一度バッテリーに充電を行ってしまえば、コードレスで利用できます。
ノートパソコンのデメリット
デスクトップパソコンより高価です。
メモリの増設などを考えている人には物足りないところがあります。
デスクトップパソコンのマウスやキーボードに慣れている方は操作しづらいです。
デスクトップパソコンのメリット
性能が良くて低コストで展開されています。
メモリを取り付けるにはスペースがどうしても必要です。
メモリの拡張などを考えている場合には、デスクトップパソコンをおすすめします。
デスクトップパソコンの方がUSBポートや拡張端子が充実しています。
利用環境に合わせてマウスやキーボードと複数の周辺機器が取り付け可能です。
パソコンを移動する必要のない人は、デスクトップパソコンが良いでしょう。
デスクトップパソコンのデメリット
大きくて重いので簡単には持ち運びができません。
設置する場所も考える必要があります。
周辺機器を含めて置くスペースを考えて購入しましょう。
WindowsOSとiOSのメリット・デメリット
一般的なパソコンはWindowsを搭載したものかiOSを搭載したものが主流です。
どちらもそれぞれ特徴があります。
動画編集ではどちらのOSが良いというのはありません。
自分の使い慣れたOSを選択して問題ないでしょう。
それぞれのメリットとデメリットを見ていきます。
WindowsOSのメリット
WindowsOSは発売されているパソコンの種類が圧倒的に多いです。
しかも、高スペックにもかかわらず値段が抑えられています。
様々なメーカーから発売されているので、自分の好みのパソコンを選べます。
拡張を行ったり周辺機器を充実させたいのであればWindowsOSがおすすめです。
対応した周辺機器などが数多く発売されています。
安く手に入るので会社ではWindowsOSを導入しているところがほとんどです。
使い慣れているのがWindowsという人は多いのではないでしょうか。
WindowsOSのデメリット
Windowsはアップデートが多くあります。
新しいバージョンが発売されると、古いバージョンのサポートは終了です。
次から次へと新しくなってくるので、バージョンアップへのコストがかかります。
地味に困るのが、バージョンが変わると画面の表示が変わっていくことです。
一から覚えなおす必要があるとまでは言えませんが、戸惑いはあります。
WindowsOSと相性の良いスマートフォンはAndroidです。
日本ではiPhoneが多く使われているので、パソコンとスマホの相性があまりよくありません。
しかし、共通のGoogleアカウントを使うことである程度は解消できます。
iOSのメリット
iOS(=Mac)は見た目はシンプルで、デザイン性に富んでいます。
飽きの来ないデザインはMacの方が良いでしょう。
Windowsには有料でインストールするようなフォントでもiOSでは標準搭載です。
また、とても見やすいフォントになっています。
iOSのシェアは世界で10%くらいです。
そのためウイルスにかかりにくいといわれています。
iOSではiCloudを介してパソコンとスマートフォンを簡単に共有できます。
データのやり取りなどとても便利で使いやすいです。
iOSのデメリット
WindowsOSのパソコンに比べて高価格です。
中古のMacでも10万円近くするものも普通にあります。
それほど人気が高く、根強いユーザーに支えられています。
WindowsOSに比べて対応しているソフトの数に限りがあります。
ツールもiOS対応品が少ない印象です。
Macではメモリの増設などは難しくなっています。
増設した状態で購入する必要があるでしょう。
メモリの増設などを行いたい人はWindowsがおすすめです。
まとめ
動画編集を行うためのメモリは最低でも8GBが必要です。
あまりにも低スペックのパソコンでは大容量データは扱えません。
快適に作業を行うためにもスペックの確認は忘れずに行ってくださいね。
ノートパソコンは持ち運びに便利で省電力で使えます。
一方デスクトップパソコンは置き場所は取りますが高性能でも低コストで導入できます。
それぞれの良いところがありますので、環境に合わせて選んでください。
本格的な動画を作りたいのであれば、動画編集スクールを検討してみてください。
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