動画編集で使えるストレージの選び方は?おすすめ外付けストレージもご紹介

「パソコン内蔵のストレージだけでは足りなくなったので、外付けストレージを導入したい」
「外出先でも動画編集をしたいからデータの持ち運びを簡単にしたい」
動画編集では大容量のデータを扱うことが多く、大容量のストレージが必要です。
現行で使っているパソコンの内蔵ストレージがいっぱいになってしまったら、編集動作にも影響が出てきます。
必要なストレージがそろっていなければ、動画編集はサクサク進みません。
外付けストレージも多様なものが販売され、用途により選び方もさまざまです。
自分の用途に合うストレージを見つけるため、SSD/HDDストレージのメリットデメリットを学びましょう。
おすすめの外付けストレージもご紹介します。
動画保存に必要なストレージとは?
動画編集に必要なストレージ容量とSSD・HDDの違いについて紹介します。
内容をしっかり理解して、パソコン導入や再購入・増設の目安にしてください。
動画編集で必要なストレージ容量について
ストレージとはパソコンのデータを保存しておく記憶装置のことです。
スマートフォンでもアプリや写真・動画などを保存するために容量を必要とします。
実際に保存しているところをストレージといい、パソコンでもスマートフォンでも容量が少なくなればデータが保存できなくなります。
パソコンのストレージにはHDDとSSDストレージの二つがあります。
動画編集するなら、内蔵SSDストレージで512GB以上のものを用意しましょう。
SSDストレージであればパソコンの起動がとても早く、ソフトもスムーズに動きます。
512GB以上のものであれば、進行中のプロジェクトを保存しておくのに十分な容量です。
容量を詳しく確認したい方はこちらの記事もおすすめ
「動画編集で必要なストレージ容量とは?【PCを買う前にチェック】」
SSDとHDDの違いについて
ストレージにはSSDとHDDの2種類が主流です。
HDD(ハードディスク)は回転しているディスクに磁気ヘッドで書き込むタイプの記憶装置です。
大容量の記憶ができますが、磁気を帯びて回転しているので衝撃や磁力に弱いことへの懸念があります。
SSDストレージは、半導体メモリに書き込むタイプの記憶装置です。
HDDのようにディスクが回転しているわけではなく省電力で部品一つひとつが小さいことが特徴です。
省電力で小さいため、ノートパソコン向きでデータの入出力速度が速いことでも人気となっています。
SSDストレージを選ぶメリットとデメリット
SSDストレージは速度が速くて省電力、小さくて軽いのがメリットです。
HDDと違ってディスクを回転させているわけではないので、動作が安定し衝撃に強くなっています。
比較的壊れにくいとされていて、持ち運びされるノートパソコンに搭載されるのはSSDが主流になってきました。
軽いだけではなく省電力であれば、一度の充電で長時間作業できるのは良いですね。
動画編集では4K動画など、大容量のデータを扱うことが多く読み込み書き出しをスムーズに行うためにはSDDがおすすめです。
デメリットとしては、HDDに比べて高価であることです。
しかし数年前に比べると価格はだいぶ下がってきており、買い替えるチャンスです。
HDDを選ぶメリットとデメリット
HDDは比較的安価で大容量の記憶ができることがメリットです。
動画編集には「元動画データ」「素材動画データ」「プロジェクトファイル」「完成動画データ」の保存が必要です。
これをすべて保存するためにはデータにより異なりますが、2GBから10GB近くになります。
一カ月に20本もの動画編集をするのであればすぐにSSDストレージではいっぱいです。
SSDストレージ容量に不安が生じたときに外部記憶装置として、外付けHDD・ポータブルHDDにデータを移して使うことが多いです。
デメリットとしては、衝撃に弱く壊れやすいところです。
頻繁に保存していないと突然パソコンが止まってしまうこともあります。
大きな前兆もなく突然アクセス不可になることもあり、定期的なバックアップを必要としています。
また、起動や入出力に時間がかかることもデメリットです。
HDDをメインに使っていると、起動はもちろんデータの読み出しや保存にも時間を取られてしまって作業が中断してしまうこともあります。
SDDストレージにもHDDにもそれぞれメリットとデメリットがありますので、良いところを取り入れることで快適な操作ができるようにしましょう。
ストレージが足りないと感じたら
動画編集や画像処理を繰り返し行っていると、保存先はあっという間にいっぱいになってしまいます。
CDやDVDなどを使っても一気に保存するのは難しいものです。
ストレージを増やすことを考えてみてはいかがでしょうか。
ストレージの増設について
ストレージは内蔵と外付けに分かれています。
内蔵ストレージの増設はパソコン内部に取り付ける必要があるため、パソコンを分解しなければならず初心者にはハードルが高いでしょう。
端子に関係なく取り付けられ安定した高速通信ができるため、得意な人であれば内蔵ストレージ増設もおすすめです。
通常であれば外付けストレージを使うことがほとんどです。
USBで接続するだけで簡単に増設できるので、動画編集初心者でも安心して使えます。
動画編集用としてストレージを購入するのであれば、2TB以上の容量を用意しましょう。
1TB(1,024GB)に保存できるデータ容量はHD画質動画であれば500時間分、4K動画であれば64時間分と言われています。
扱う動画画質も念頭に置いて容量を選ぶとよいでしょう。
外付けSSDストレージ
保存したデータを使って動画編集する場合は、SSDストレージタイプを増設することをおすすめします。
外付けであっても通信速度はHDDより早く作業速度が上がります。
HDDに比べて割高ではありますが、手が出せないほど高額であった数年前に比べると手が届く範囲の価格です。
また、持ち運ぶ場合にもSDDストレージが良いでしょう。
衝撃に強く、データが壊れにくいことが特徴ですので外出しての動画編集でも便利です。
おすすめの外付けSSDストレージはこちら
BUFFALO USB3.2Gen2 ポータブルSSD 1.9TB |
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メーカー:BUFFALO 読込速度530MB/sと高速で、持ち運びにも便利な名刺サイズです。 Windowsパソコンだけでなく、macOSでの動作も確認されておりOSに関係なく使えるところが便利なポイントです。 持ち運びでは漏洩に注意が必要ですが、暗号化ソフトによりパスワード・パターン認証を導入しており安全面でもおすすめします。 |
SSD-PUT1.0U3-B/N |
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メーカー:BUFFALO USB接続で利用できるポータブルSSDです。 もちろん衝撃・振動に耐える耐久性を備えていますので、安心して持ち運べます。 |
外付けHDD
持ち運びを考えず、安くて大容量のデータ保存が必要な場合は、HDD記憶装置の増設が望ましいです。
SSDよりも安く大容量ストレージを整備できますが、衝撃に弱いため持ち運びには向いていません。
また重みもありますので、備え付けて使う場合に良いでしょう。
おすすめの外付けHDDはこちら
HD-AD4U3(Amazon限定品) |
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メーカー:BUFFALO Amazon限定品ではありますが、4TBで10,586円と格安で販売されており外付けハードディスク部門で1位を獲得した商品です。 Windows 7以降、macOS10.11以降であれば動作確認済みでUSB2.0規格から利用できます。 重さ900gでAC電源が必要になるので持ち運びには向いていませんが、4TBの容量があれば動画編集用データの保存も十分行えます。 |
HD-PCFS2.0U3-BBA |
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メーカー:BUFFALO 外付けHDDではありますが、持ち運び可能なポータブル仕様です。 USB接続だけでパソコンとつながり、自動認識されるので面倒な設定は必要ありません。 有償ではありますがデータ復旧サービスを展開しているので、万が一のときでも安心です。
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まとめ
動画編集でデータ管理の重要な部分となるストレージについて解説していきました。
SSDストレージは衝撃に強く速度が早くスムーズな作業が可能ですが、HDDより割高です。
HDDは比較的安価で大容量の記憶が可能ですが、SSDより衝撃に弱く持ち運びにあまり向きません。
それぞれの特徴を生かし、速度が早く耐久性の良いSSDを内部ストレージとして外付けHDDでデータのバックアップを取るのがおすすめです。
併用することで短所を補い、大切なデータの保存と動画編集のスムーズさを手に入れられます。
内蔵ストレージがいっぱいになってきた方、バックアップを頻繁に取りたい方、動画編集をスムーズに行いたい方にSSD・HDD併用をおすすめします。