動画編集 2022.04.28(木)

動画編集向きのおすすめモニターヘッドホン10選|選び方も解説

音の調整も行う動画編集において、どのような音が出ているのかを正確に確認できるモニターヘッドホンは重要アイテムです。

しかし、動画編集初心者は「動画編集にヘッドホンって本当に必要なの?」「どんなヘッドホンが良いの?」と思うのではないでしょうか。

そこで本記事では、そのような人に向けて以下の内容をご紹介します。

  • モニターヘッドホンは動画編集に必須?
  • 動画編集用のモニターヘッドホンの選び方
  • 動画編集におすすめのモニターヘッドホン

動画編集用ヘッドホンの必要性やおすすめモニターヘッドホンを知りたい人は、ぜひ参考にしてみてください。

モニターヘッドホンは動画編集に必須?

結論から言うと、モニターヘッドホンは動画編集に必要です。

モニターヘッドホンを使うことで、映像と音のズレに気付けます。

一度完成した映像に音ズレがあった場合、修正するとなると全体的に修正しなければならず、非常に時間と手間がかかります。

効率的に動画編集を行うためにも動画編集中に随時音の確認が必要で、モニターヘッドホンがあれば音ズレや違和感のある音を聞き逃す可能性が少なくなるのです。

また、動画編集に集中できたりモチベーションを高められたりと様々なメリットがあり、良い姿勢で動画編集に向き合えるようになります。

ヘッドホンとモニターヘッドホンの違い

普通のヘッドホンとモニターヘッドホンの違いは、「音の傾向」です。

普通のヘッドホンは内部で音の抜け感をよくしたり低音を強くしたりなど、音情報を変換して心地よく聴けるようになっています。

一方のモニターヘッドホンは出力される音をいじらず、編集した動画の原音が流れます。

そのため、動画編集の音をチェックするにはモニターヘッドホンの方が最適なのです。

ヘッドホンとモニターヘッドホンのどっちを購入すべき?

動画クリエイターとして仕事をするなら、モニターヘッドホンを購入すべきでしょう。

音をフラットに確認できるため、違和感のある音をすぐに弾き出せますし、動画編集とプライベートのオンオフにもなります。

ただ、「趣味や副業レベルでYouTubeの動画編集をする」という場合は、音楽鑑賞用としても併用できる普通のヘッドホンで十分です。

本格的に動画編集をするなら「モニターヘッドホン」、軽く動画編集をするなら「普通のヘッドホン」を購入するといいでしょう。

動画編集用のモニターヘッドホンの選び方

動画編集用のモニターヘッドホンを選ぶ際は、以下の項目を意識しましょう。

  • 音質
  • 装着感
  • 再生周波数帯域
  • デザイン性
  • 価格

では、順に見ていきましょう。

音質で選ぶ

動画編集用であれば、なるべく原音で再現されるモニターヘッドホンがおすすめです。

音の再現度が高いと、違和感のある音や音ズレをチェックしやすく、正しい音で動画編集できます。

普通のヘッドホンのように編集された音が流れると、動画編集がおかしなくなる可能性があります。

そのため、動画編集用のモニターヘッドホンを選ぶ際は、原音で聴けるモニターヘッドホンを選びましょう。

型で選ぶ

モニターヘッドホンには、大きく「開放型」と「密閉型」の2型があります。

開放型モニターヘッドホンはスピーカーのような音の抜け方で音がこもりませんが、密閉性がないため外部の音が聞こえます。

一方の密閉型モニターヘッドホンは外からのノイズを遮断できる反面、若干高音が聞こえにくいところが欠点です。

基本的には外部にいてもノイズキャンセリングで集中して動画編集できる密閉型モニターヘッドホンがおすすめですが、装着感を求めるなら開放型モニターヘッドホンを選ぶといいでしょう。

装着感で選ぶ

動画編集は長時間行うため、装着感も重要です。

耳に違和感があると動画編集に集中できず、場合によっては使わなくなることもあります。

安定したフィット感のある装着感が好きなら、耳全体を覆い隠す「オーバーイヤータイプ」のモニターヘッドホンがおすすめです。

または、長時間の動画編集でも耳に負担がかからなず、軽い装着感が特徴的な「オンイヤータイプ」のモニターヘッドホンもいいでしょう。

イメージが湧かない場合は、一度店舗で装着感を確認してみるといいでしょう。

再生周波数帯域で選ぶ

再生周波数帯域とは、再生できる音域のことです。
「〇〇Hz~〇〇kHz」と表記されており、差が大きいほど広い音域で再生できます。

動画編集にとって再生できる音域は広ければ色んな音を確認できますが、再生周波数帯域はバランスのとれたものを選ぶのがおすすめです。

再生周波数帯域が広くても音質が悪ければ意味がありませんし、狭すぎても聴こえる音質が制限されます。

とはいえ、人間が聞きとれる周波数は20Hz~20kHz程度とされているため、20Hz~20kHz以上の広さがあるモニターヘッドホンであれば問題ありません。

デザイン性で選ぶ

モニターヘッドホンを選ぶうえで、デザイン性も欠かせません。

デザインが気に入らなければ、どれだけ高性能なモニターヘッドホンでも使いたくなくなり、動画編集のモチベーション低下にも繋がります。

長期間使用するアイテムなため、機能面だけでなくデザイン性の重要視することが大切です。

価格で選ぶ

モニターヘッドホンは、安いもので3,000円程度、高いもので3万円程度と価格帯が幅広いです。

価格が安いと基本性能は低く、高いと性能面に加えて様々な高機能もついてきます。

まずは低価格のモニターヘッドホンで様子見してもいいですし、いきなり高いモニターヘッドホンを購入してモチベーションを高めるのも1つの手です。

自分の予算と相談しながら、どの価格のモニターヘッドホンを購入するか検討してみてください。

動画編集に使えるおすすめモニターヘッドホン10選

動画編集に使えるおすすめモニターヘッドホンは、以下の10個です。

  • プロフェッショナルモニターヘッドホン ATH-M20x
  • 楽器用モニターヘッドホン ATH-EP100
  • 密閉型スタジオモニターヘッドホン MDR-CD900ST
  • AKG スタジオヘッドホン K701-Y3
  • WH-1000XM4
  • ヘッドホン MDR-7506
  • スタジオモニターヘッドホン HPH-MT7
  • ヘッドホン HPH-50
  • AKG スタジオモニターヘッドホン K240S
  • スタジオモニターヘッドホン HPS5000

【オーディオテクニカ】プロフェッショナルモニターヘッドホン ATH-M20x

  情報
メーカー オーディオテクニカ
料金(税込) 6,380円
密閉型
再生周波数帯域 15~20kHz

メーカーが新開発した「強磁力φ40mmCCAWボイスコイルドライバー」を搭載しているモニターヘッドホンです。

イヤカップは楕円形状で遮音性が高くなっており、長時間装着しても快適です。

プロ現場でも活躍できるほどの高音質を獲得し、再生周波数帯域も15~20kHzと広いため、動画編集用モニターヘッドホンとして快適に使えます。

耐久性も高く、低価格ながら非常に高性能なモニターヘッドホンです。

>>ATH-M20xの詳細はこちら

【オーディオテクニカ】楽器用モニターヘッドホン ATH-EP100

  情報
メーカー オーディオテクニカ
料金(税込) 1,958円
密閉型
再生周波数帯域 18Hz~22kHz

非常に低価格で購入できるモニターヘッドホンです。

φ40mmドライバーを搭載しており、クリアな音で動画編集の音源をチェックできます。

重さは約97gと軽く、長時間装着しても疲れません。

φ6.3mm変換プラグが付属されているため、動画編集だけでなく電子ピアノといった電子楽器に使えるところも魅力的です。

>>ATH-EP100の詳細はこちら

【SONY】密閉型スタジオモニターヘッドホン MDR-CD900ST

  情報
メーカー SONY
料金(税込) 19,800円
密閉型
再生周波数帯域 5Hz~30kHz

レコーディングスタジオや放送局など、プロ現場でも使われているモニターヘッドホンです。

メーカーが独自に開発したドライバーユニットを採用しており、限りなく原音の状態で動画編集の音源を確認できるのはもちろん、音の輪郭やエコーの広がりなど、細かいところまで再現されます。

耐久力が最大1,000mWと高く、フレーム・カバーも強化されているため、どのような動画編集でも耐えうる耐久性・安定性を誇ります。

世界的にも人気が高いモニターヘッドホンです。

>>MDR-CD900STの詳細はこちら

【SONY】AKG スタジオヘッドホン K701-Y3

  情報
メーカー SONY
料金(税込) 23,466円
開放型
再生周波数帯域 10Hz~39.8kHz

高級感のあるデザイン性の高さが特徴的なモニターヘッドホンです。

デザインだけでなく性能も優れており、特に独自の開放型構造で中高域の再現度が高く、残響音も見逃しません。

装着感も申し分なく、人間工学を基に設計された「3Dフォーム・イヤーパッド」で優しく耳にフィットし、長時間つけても快適に使用できます。

「セルフアジャスト機能」で、装着すれば自動でヘッドバンドの長さが調整されます。

機能面・デザイン性・着け心地の全てのレベルが高いモニターヘッドホンです。

>>K701-Y3の詳細はこちら

【SONY】WH-1000XM4

  情報
メーカー SONY
料金(税込) 44,000円
密閉型
再生周波数帯域 4Hz~40kHz

ノイズキャンセリング性能に長けているモニターヘッドホンです。

メーカーが独自に開発した「高音質ノイズキャンセリングプロセッサーQN1」をさらに進化させ、街中やカフェ内、さらには飛行機レベルの騒音もノイズカットします。

また、タッチセンサーコントロールパネルも備わっており、動画編集の音源をチェックしている際に音を止めたり音量を上下したりするときもモニターヘッドホン1つで行えます。

有線と無線の両方を使えるため、動画編集用だけでなく、日常シーンでも快適に使えるモニターヘッドホンです。

>>WH-1000XM4の詳細はこちら

【SONY】ヘッドホン MDR-7506

  情報
メーカー SONY
料金(税込) 19,800円
密閉型
再生周波数帯域 10Hz~20kHz

持ち運びに便利な折りたたみ式のモニターヘッドホンです。

付属のキャリングポーチに入れれば、カフェ先で動画編集をしたいときも持ち込めます。

大口径40mmドライバーユニットとネオジウムマグネットを採用しており、原音に近いストレートな音を再現しています。

正直な音がそのまま聴ける、プロも御用達のモニターヘッドホンです。

>>MDR-7506の詳細はこちら

【YAMAHA】スタジオモニターヘッドホン HPH-MT7

  情報
メーカー YAMAHA
料金(税込) 22,000円
密閉型
再生周波数帯域 15Hz~25kHz

原音の再現性と遮音性に優れたモニターヘッドホンです。

CCAWボイスコイルと強磁力ネオジムマグネット採用のカスタムドライバーを使っており、クセのない原音を忠実に再現しています。

イヤーパッドはなめらかな合成レザー素材で高級感があり、サイズを大きく設計しているため耳にスポっとはまるフィット感がたまりません。

高音・低音ともにうるさくなさすぎず、長時間装着しても疲れない万能なモニターヘッドホンです。

>>HPH-MT7の詳細はこちら

【YAMAHA】ヘッドホン HPH-50

  情報
メーカー YAMAHA
料金(税込) 3,850円
密閉型
再生周波数帯域 20Hz~20kHz

価格の安さが魅力的なモニターヘッドホンです。

90度回転できる「スイベル機構」の採用に加えてヘッドバンドをスムーズに長さ調節できる構造で、自分の耳に合った装着感を実現できるため、長時間の動画編集もストレスなく行えます。

音も本格的で、高音と低音がバランスよく聴こえます。

デザイン性もシンプルでかっこよく、使い勝手の良さと低価格で手軽に購入しやすいモニターヘッドホンです。

>>HPH-50の詳細はこちら

【ハーマンインターナショナル】AKG スタジオモニターヘッドホン K240S

  情報
メーカー ハーマンインターナショナル
料金(税込) 6,980円
開放型
再生周波数帯域 15Hz~25kHz

立体的な音響が心地よい高品質な音が出るモニターヘッドホンです。

やや高音寄りで原音の再現度が高いクリアな音が出ており、音の抜け感も文句なし、低音もしっかり聞こえます。

装着感も満足度が高く、耳疲れの心配もありません。

ここまでの品質を約7,000円で購入できると考えると非常にコスパが良く、初心者から上級者までおすすめできるモニターヘッドホンとなっています。

>>K240Sの詳細はこちらから

【Behringer】スタジオモニターヘッドホン HPS5000

  情報
メーカー Behringer
料金(税込) 2,695円
密閉型
再生周波数帯域 20Hz~20kHz

ジャンル問わずマルチに活躍できるモニターヘッドホンです。

コバルトカプセルが搭載されており、低音から高音までバランスよく再現されています。

動画編集はもちろん、電子楽器演奏やレコーディングなどにも使えます。

価格も安く、最初の1台として購入しやすいところも魅力的です。

>>HPS5000の詳細はこちら

モニターヘッドホンを購入して動画編集のクオリティを高めよう

今回は、モニターヘッドホンの必要性や選び方、動画編集に使えるおすすめモニターヘッドホンなどをご紹介しました。

動画編集において、完成した動画の音修正は非常に手間と時間がかかるため、作業中に再現度の高い音でチェックできるモニターヘッドホンは必須です。

音質や装着感、価格などを考慮して、自分に合ったモニターヘッドホンを選び、高クオリティの動画を編集しましょう。

 

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