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動画編集でスローモーションをかける方法とは?おすすめの動画編集ソフトも紹介

動画編集でスローモーションをかける方法とは?おすすめの動画編集ソフトも紹介

スローモーションは幅広いシーンで活用できるものであり、動画編集をするのであればぜひ覚えておきたいものです。
しかし、どのようにしてスローモーションを適用させれば良いのでしょうか。

この記事では、動画編集でスローモーションができるおすすめソフトや実際の方法について紹介しています
気になる方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

 

動画でのスローモーションの効果とは?

 

スローモーションを活用する効果としては、高速で動く対象を見やすくすることが挙げられます。
一瞬の出来事が伝えやすくなるため、スポーツのハイライトや、CMで見かける演出であるミルククラウンなど幅広い場面で用いられています。

 

また、映像にインパクトを残せるというのもスローモーションの効果です。
代表的なものとして、「マトリックス」のバレットタイムや「レザボア・ドッグス」のオープニングなどがあります。
どれもスローモーションを使った有名なシーンだからこそ、知っている方も多いはずです。

動画編集でスローモーションができるソフト

スローモーションの編集をするためには、専用のソフトが必要です。
動画編集ソフトは幅広くありますが、その中でもスローモーションの編集ができるおすすめのものを5つピックアップして紹介します。簡単にまとめると次の5つです。

  • Premiere Pro
  • Final Cut Pro
  • Filmora
  • iMovie
  • PowerDirector

Premiere Pro

動画編集ソフトの代表的な存在が、「Premiere Pro」です。
「Premiere Pro」はAdobe社が販売している動画編集ソフトであり、多くの動画クリエイターが利用しています。有名なソフトであるため、知っている方もいるのではないでしょうか。

「Premiere Pro」は高機能でハイレベルな動画編集が実現できるソフトです
スローモーションはもちろんのこと、クロマキー合成やGIF動画の作成も可能。
幅広い機能を備えているからこそ、YouTube目的の動画やビジネス目的の動画など、さまざまな目的の動画を作れます。

ただし、「Premiere Pro」は操作性がシンプルではないことから、初心者だと難しいと思うかもしれません。
その上、支払い方法がサブスクリプションのみであることから、買い切り型を求めている方にとっては魅力的に見えない可能性があります。

Final Cut Pro

「Premiere Pro」と肩を並べる動画編集ソフトとして、「Final Cut Pro」が挙げられます。
「Final Cut Pro」はAppleが開発した動画編集ソフトであり、マグネティックタイムラインによる直感的な操作性が魅力です。

その他、「Final Cut Pro」はiPhone13のシネマティックモードで撮影した動画をさらに細かく編集することが可能。
Appleならではの特徴であり、iPhone13を持っている方にとっては「Final Cut Pro」を導入したいと思うことでしょう。

一方で欠点として、OSがWindowsだと利用できないということが挙げられます。
Appleが開発したがゆえの欠点であるため、Windowsを利用しているのであれば「Premiere Pro」や「Filmora」などを利用しましょう。

なお、「Final Cut Pro」に関しては買い切り型のみ販売しています。
サブスクリプションのように定期的にお金を支払う必要はないため、長期的に動画編集をする方にもおすすめできます。

Filmora

「Filmora」は、株式会社ワンダーシェアーソフトウェアが開発・販売している動画編集ソフトです。
「Premiere Pro」が上級者向けであるならば、「Filmora」は初心者向けの動画編集ソフトであり、シンプルな操作性で幅広い機能を利用できます。

「Filmora」の主な機能としては、AIポートレートやARステッカーなどです。
運営会社による公式の解説記事や解説動画もあることから、それらを見ながら動画編集のスキルを高められます。

「Filmora」の支払い方法に関しては、サブスクリプションと買い切り型の双方を用意しています。
そのため、自分の好きな方法で支払うことが可能です。

「Filmora」は初心者にとって使いやすいソフトということで、すぐにでも利用したいと思うかもしれません。
ただ、動画クリエイターとして活躍したいのであれば、「Premiere Pro」のほうがおすすめです。
「Filmora」を使っている動画クリエイターはほとんどおらず、案件自体も非常に限られます。そのため、思うように稼げないでしょう。

PowerDirector

「PowerDirector」は、7年連続で国内シェアナンバーワンのソフトです。
3,000以上のエフェクトとテンプレートを備えており、定期的に新機能も更新されます。

「PowerDirector」の主な機能は、AIモーショントラッキングやカラーマッチ、オーディオダッキングなど。
AI技術による編集サポートもついており、効率よく動画の編集作業ができます。

その上、「PowerDirector」はレンダリング速度が速いことも魅力的なポイントです。
ソフトウェアとハードウェアの両方を高速化するサイバーリンクの最適化技術によるものであり、レンダリング速度に悩まされてきた方にとってはありがたいと思うはずです。

ただ、「PowerDirector」も「Filmora」と同じく案件自体が多くありません。
そのため、動画クリエイターを目指す方には不向きです。
もし本格的に活動するのであれば、「Premiere Pro」へ移行したほうが良いでしょう。

iMovie

もしサクッと動画編集をしたいのであれば、「iMovie」がおすすめです。
「iMovie」は完全無料の動画編集ソフトであり、広告が表示されたり完成した動画にウォーターマークが追加されたりといったことはありません。

「iMovie」は初心者でも扱いやすく、スローモーションといった動画の速度調整も可能。
その上、「iMovie」はiPhoneやiPadでも作業できるため、iPhoneで行った作業の続きをPCでするといったこともできます。

欠点としては、「Premiere Pro」や「Final Cut Pro」などの有料ソフトと比べて機能性が劣ることです。
こればかりは無料ソフトであるため、やむを得ないでしょう。また、WindowsやAndroidだと利用できないという欠点もあります。

ちなみに、「iMovie」は「Final Cut Pro」と編集画面が似ています。
そのため、「iMovie」から有料ソフトへ切り替えるのであれば、「Final Cut Pro」だとスムーズに操作できるでしょう。

Premiere Proでのスローモーション方法

ここからは、上記で挙げたおすすめのソフトから3つピックアップし、それぞれのスローモーション方法について解説します。
まずは「Premiere Pro」の方法から見ていきましょう。

「Premiere Pro」の場合、タイムラインで編集箇所を選択した状態で「クリップ」の項目から「速度・デュレーション」を選びましょう。
なお、「速度・デュレーション」に関しては、タイムラインの編集箇所を右クリックすることで表示されるメニュー内からも見つけられます。

クリップ速度とデュレーションの設定画面が表示されたら、速度の数値を変えて「OK」をクリックすれば完成です。
デフォルトは100%であり、数値を下げれば映像の速度が遅くなり、数値を上げれば映像の速度が早くなります。

Final Cut Proでのスローモーション方法

「Final Cut Pro」の場合、クリップを選択後にビューア下の「リタイミング」アイコンをクリックしましょう。
そうすると、動画の速度に関するメニューが表示されます。
細かく設定したい場合には「カスタム」を選ぶことで、「Premiere Pro」同様の設定ができるようになります。

なお、スローモーションによって動画がカクカクしてしまったのであれば、オプティカルフローを使いましょう。
方法は簡単で、上記で紹介した「リタイミング」アイコンをクリックして、メニュー内から「ビデオの品質」をクリック。
その後、「オプティカルフロー」を選ぶことで解析が始まり、終了すると滑らかな動画となります。

Filmoraでのスローモーション方法

「Filmora」の場合、タイムライン上の動画素材をダブルクリックします。
そうするとメニューが表示されるため、「スピード」タブを選びましょう。
その後、速度バーを左に動かせばスローモーションとなります。

もっと手軽に調整したい場合には、タイムラインの上にある「スピード」アイコンをクリックし、「遅く」を選ぶことで調整できます。
1つ目の方法と比べると細かく調整できませんが、サクッとスローモーションにしたいときにおすすめです。

さらなる動画編集技術はスクールに通って習得しよう!

スローモーションは基礎的な動画編集テクニックであり、それだけ覚えれば動画クリエイターとして活躍できるわけではありません。
もし本格的な動画編集スキルを習得したい場合には、スクールに通うことをおすすめします。

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動画編集でのスローモーション加工は簡単!

スローモーションには複数のメリットがあり、映画でも用いられているテクニックです
その上、動画編集でよく使われる機能であるため、覚えておいて損することはありません。
だからこそ、もしこれから動画編集をするのであれば、自分の好きなソフトで速度調整ができるようになりましょう。