動画編集 2022.05.31(火)

【無料あり】ノイズ除去ができるおすすめ動画編集ソフト6選

「撮影した映像にノイズが入っているのが気になる」
「録音した音声に邪魔なノイズが入ってしまった」

動画編集を進めているときに映像内のノイズに気付いてしまい、頭を抱えているのではないでしょうか。

本記事ではそのような人に向けて、動画のノイズ除去ができるおすすめ動画編集ソフトをご紹介します。

動画編集ソフトを使えば、誰でも簡単にノイズを除去できます。

ノイズは動画のクオリティを下げる原因になるため、しっかり除去してあげましょう。

 

動画のノイズは大きく2種類ある

そもそもノイズとは、映像内の乱れの総称を表している言葉です。

動画のノイズは、大きく「映像ノイズ」と「音声ノイズ」の2種類に分類できます。

 

映像ノイズ

映像ノイズは、動画が不自然に乱れる現象を指しています。

主に「ブロックノイズ」「モスキートノイズ」「フリッカーノイズ」の3種類があり、各映像ノイズの特徴は以下表の通りです。

  内容
ブロックノイズ モザイクのような正方形型のノイズ。低いビットレートで映像内が激しく変化したりデータを圧縮したりするときなどに発生します。
モスキートノイズ 蚊のような細かい黒い点が特徴的なノイズ。モスキートノイズが生じやすいのは、映像内の色が次々と変わるとき、人物と背景の間などです。
フリッカーノイズ 画面がゆらいだりチラついたりするノイズ。蛍光灯やLEDなどの点滅スピードとシャッタースピードが嚙み合っていないときに発生することが多いです。

 

音声ノイズ

音声ノイズは、簡単に言うと「雑音」のことです。
風音や電子音、走行音などが該当します。

また、映像全体を通して「サーッ」という砂嵐のような音も、ホワイトノイズと呼ばれるノイズです。

ホワイトノイズは、電子機器本体や接続不良などが原因で発生します。

 

動画のノイズを除去する方法【考え方は2種類】

動画のノイズを除去する方法は、主に以下の2つが考えられます。

  • 動画編集ソフトを使う
  • 音声専用の動画編集ソフトを使う

動画編集ソフトは、ノイズ除去だけでなく、カット編集やテキスト挿入といった様々な編集をおこなえます。

対する音声専用の動画編集ソフトは、ノイズ除去やボイチェンなどの音声に関する編集しかできませんが、その分動画編集ソフトより高度な音声編集が可能です。

とはいえ、動画編集ソフトだけでも十分レベルの高いノイズ除去ができるため、わざわざ音声専用の動画編集ソフトを使わなくてもいいでしょう。

「まずは動画編集ソフトを使ってみて、満足できなければ音声専用の動画編集ソフトを使う」という方法も1つの手です。

 

ノイズ除去ができるおすすめ動画編集ソフト6選

 

ノイズ除去ができるおすすめ動画編集ソフトは、以下の6種類です。

  • Adobe Premiere Pro
  • Power Director
  • AviUtl
  • iMovie
  • Wondershare Filmora
  • VideoProc Converter

どの動画編集ソフトでもノイズ除去ができますが、それぞれ特徴が異なります。

各動画編集ソフトの特徴を確認して、自分に合っているソフトを探してみてください。

 

Adobe Premiere Pro

Adobe Premiere Proは、多くの動画クリエイターが利用している動画編集ソフトです。

様々なノイズ除去機能が備わっており、利便性に長けています。

例えば、「ミディアンエフェクト」で映像ノイズを全体・部分的に自由自在に除去できますし、ホワイトノイズも「クロマノイズ除去」を使えばすぐに除去できます。

また、細かな微調整も可能で、その他映像・音声ノイズの除去も簡単です。

ただし、操作感がやや複雑で慣れるまでに時間がかかりやすいデメリットがあります。

とはいえ、利用者がたくさんいるため、ノイズ除去の方法が分からなくてもネットやYouTubeなどで調べられるほか、操作感も触っていくうちに早い段階で慣れます。

「ノイズ除去も動画編集もしたいけど、どのソフトを選べば良いのか分からない」という場合は、Adobe Premiere Proを使えば間違いありません。

 

Power Director

Power Directorは、直感的に使えるほど操作性が簡単な動画編集ソフトです。

自動認識した話し声以外の音を抑える「AIスピーチ強調機能」や、キーボードの打鍵音や動物の鳴き声などを除去できる「AI オーディオノイズ除去機能」など、ノイズ除去機能が豊富に揃っています。

ほかにも「AI リバーブ除去」を使えば、気になる残響音の除去も可能です。

このように、Power Directorは映像ノイズから音声ノイズまで幅広いノイズ除去に対応しています。

「動画編集は初めてで初心者でも使える動画編集ソフトが良い」という人は、簡単に操作できるPower Directorでノイズ除去をするといいでしょう。

 

AviUtl

AviUtlは、無料で利用できる動画編集ソフトです。

モスキートノイズやブロックノイズの除去機能が搭載されており、簡単に映像ノイズを除去できます。

また、プラグインを追加してノイズ除去機能を拡張できるところもAviUtlの魅力です。

例えば、「VSTプラグイン」を追加するとホワイトノイズが除去できるように、「NL-Means filter」を追加するとより高度な映像ノイズが除去できるようになります。

ただし、無料で使えるメリットがある反面、操作性にクセがある点に注意しましょう。

「操作性は気にしないから、お金をかけずにノイズを除去したい」という人は、無料の動画編集ソフト『AviUtl』の利用を検討してみてください。

 

iMovie

iMovieは、Apple製品のみで利用できる無料の動画編集ソフトです。

簡単な操作性が特徴的で、知識がなくても感覚でカット編集やテロップ挿入などができます。

映像ノイズから音声ノイズまで、様々な映像ノイズの除去に対応しています。

特にホワイトノイズの除去に優れており、「背景ノイズを軽減機能」で簡単にノイズを除去できるだけでなく、撮影環境に合わせて適用率の調整も可能です。

ただし、ノイズ除去ができるのはMac版iMovieのみで、iPhone・iPad版iMovieにはない点に注意しましょう。

「無料で使いやすい動画編集ソフトでノイズを除去したい」というMacユーザーは、ぜひiMovieを使ってみてください。

 

Wondershare Filmora

Wondershare Filmoraは、500以上の動画エフェクトがすでに用意されている動画編集ソフトです。

簡単な操作方法と利用者の多さから、初心者向けのサービスとなっています。

映像ノイズや音声ノイズの除去も簡単で、他の動画編集ソフトのようにゴチャゴチャしていないため、ノイズ除去の使いやすさで言えばトップクラスでしょう。

また、細かくはないものの、音声ノイズを「弱」「中」「強」の強さに調整できます。

料金も買い切りで8,980円と安いため、「低価格で使いやすい動画編集ソフトでノイズ除去をしたい」という人は、Wondershare Filmoraがおすすめです。

 

VideoProc Converter

VideoProc Converterは、動作の軽さが魅力的な動画編集ソフトです。

音声ノイズの除去に強く、ワンクリックでおこなえます。
また、高音・低音の調整もでき、細かな音声ノイズも見逃しません。

一通りの編集機能が備わっており、動画編集用のソフトとして使えるところも嬉しいポイントです。

ただし、除去できるのは音声ノイズのみで、映像ノイズには対応していません。

そのため、VideoProc Converterは「低スペックのパソコンで音声ノイズを除去できる動画編集ソフトが良い」という人に最適でしょう。

 

除去する前にノイズを抑えることも意識しよう

動画編集ソフトを使えばノイズを簡単に除去できますが、編集時間の短縮につなげるためにも、除去する前にノイズを抑えることを意識しましょう。

動画のノイズを抑える方法は、主に以下の3つが挙げられます。

  • 撮影や編集設定を工夫する
  • 撮影環境を整える
  • 機材の性能を見直す

動画のノイズに悩んでいる人は、ぜひチェックしてみてください。

 

撮影や編集設定を工夫する

撮影や編集設定を工夫すると、動画のノイズを抑えられます。

例えば、「ブロックノイズはスローモーションで撮影する」「モスキートノイズはフレームレートの設定を確認する」などです。

値の設定は撮影場所や撮影機材などで変わるため、人によって最適な設定値が異なります。

少しずつ設定を変えてみて、自分の撮影に合った値を探してみてください。

 

撮影環境を整える

撮影環境を整えることも、動画のノイズを抑えるうえで重要です。

特に音声ノイズを軽減したいときに有効で、静かな場所で撮影したり機材同士を近づけすぎないようにしたりなど、様々な対策方法が考えられます。

撮影環境に正解はないため、1つずつ試して自分に適した方法を模索しましょう。

 

機材の性能を見直す

機材の性能を見直すのも、動画のノイズを抑える1つの手です。

マイクに風防をつけて音声修理機能を高める、マイクそのものを見直して良い性能のものにグレードアップするなど、やりようはいくらでもあります。

ただ、性能さえ良ければいいわけではなく、互換性がなければノイズがもっと発生する原因になりかねません。

機材を購入する際は、事前にネット情報やSNSなどで機材の評価や互換性を確認しておきましょう。

 

動画編集ソフトでノイズ除去をして良い動画を作ろう

今回は、動画のノイズ除去ができるおすすめ動画編集ソフトを紹介しました。

本記事で紹介したノイズ除去ができるおすすめ動画編集ソフトは、以下の6つでした。

  • Adobe Premiere Pro
  • Power Director
  • AviUtl
  • iMovie
  • Wondershare Filmora
  • VideoProc Converter

ノイズの除去は簡単にできますが、編集時間が長くなってしまいます。

そのため、何度もノイズを除去するのではなく、除去する前にノイズを抑える意識をもつことが大切です。

各動画編集ソフトの特徴や料金を確認しつつ、まずはソフトを使って動画のノイズを除去してみましょう。

 

「ノイズ除去だけでなく、もっと色々な編集技術を身につけたい」「動画クリエイターとして独立したい」という人は、ぜひ当スクール『Chapter Two』をご利用ください。

Chapter Twoは、動画クリエイターして独立するために必要な動画編集スキル・知識に加えて、営業ノウハウもカリキュラムに導入しています。

そのため、「動画編集スキルは身についたけど、肝心の仕事がもらえない」といったことが起こりにくく、卒業するまで独立して稼げる動画クリエイターに成長できます。

無料セミナーやスクールの1ヵ月無料体験もできるので、気になる人はお気軽にお問い合わせください。

>>Chapter Twoの詳細はこちらから

Related Article
関連記事