動画編集 2022.07.31(日)

動画広告の費用相場は?費用対効果を高めるコツも解説

商品紹介やブランディングなどをする際、多くの企業が取り入れているのが「動画広告」です。

自社でも動画広告を活用しようと考えているものの、どれだけ費用がかかるか分からず、踏みとどまっているのではないでしょうか。

そのような人に向けて、本記事では以下の内容をご紹介します。

  • 動画広告の製作費用相場
  • 動画広告の制作費用を安くするポイント
  • 動画広告の費用対効果を高めるコツ

費用に見合った動画広告を作成したい人は、ぜひ参考にしてみてください。

動画広告は「動画制作費」と「広告配信費」がかかる

  内容
動画制作費 人件費や編集費など、名前の通り動画を作る際に発生する費用のこと。依頼した瞬間に費用がかかります。
広告配信費 YouTubeやInstagramなどに動画広告を掲載する際に発生する費用のこと。料金は固定ではなく、発生タイミングも広告形態によって異なります。

上記表の通り、動画広告の費用は大きく分けて「動画制作費」と「広告配信費」の2種類があります。

これら2つの費用を支払うことで、作成した動画広告を世に出せます。

動画の作成時にかかる費用が「動画制作費」、広告動画の掲載時にかかる費用が「広告配信費」と覚えておきましょう。

動画広告別の制作費用・単価相場

動画広告の費用は、作成する動画内容によって変わります。

自社が作成する動画広告と照らし合わせて、費用相場を確認してみてください。

動画広告1.会社紹介動画の制作費用相場

会社紹介動画の制作費用相場は、「50万円前後」です。

50万円程度出せば、社員インタビューや社内風景を紹介する一般的な動画広告を作成できるでしょう。

もう少し費用を下げたい場合は、画像のみだと20万円で制作可能です。

低コストかつ短期間で制作できますが、動画としてのクオリティに過度な期待はできません。

200万円以上の費用にもなると、CGなどの特殊演出を使った動画広告を作れます。

動画広告2.採用動画の制作費用相場

採用動画の制作費用相場は、「50万円前後」です。

社内のイメージを伝えようとすると費用がかかりやすく、働く様子をメインに動画広告を作成すると低くなります。

伝える相手は就活生や転職活動者なので、なるべく社員が登場するような動画広告がおすすめです。

動画広告3.ブランディング動画の制作費用相場

ブランディング動画の制作費用相場は、「200万円前後」です。

企業独自の良さを伝えるブランディング動画はイメージ系の映像が自ずと増えるため、撮影場所や機材などで費用が膨らみやすい特徴があります。

良い動画広告だと業績アップにつながりますが、狙いすぎて失敗したり刺さらない動画広告を作成したりすると、かえって逆効果になりかねません。

ブランディング動画を制作する際は、自社で作成せずに専門業者に頼ることをおすすめします。

動画広告4.サービス紹介動画の制作費用相場

サービス紹介動画の制作費用相場は、「30万円前後」です。

ネット商材やサブスクなどのサービス・商品紹介動画は画像やスライドがメインとなるため、製作費費用が比較的安上がりとなります。

YouTuberや俳優など、有名人とコラボすると費用は高くなりますが、ファンの方々にサービス・商品を知ってもらえる良い機会に。

自社のブランド力や商品の予測販売数に合わせて、サービス紹介動画のクオリティを決めるといいでしょう。

動画広告5.マニュアル動画の制作費用相場

マニュアル動画の制作費用相場は、「20万円前後」です。

自社で扱っているツールや業務の進め方などを作成するマニュアル動画は、サービス・商品紹介動画と同様に低コストで制作できます。

「どれだけ社員に分かりやすく伝えられるか」が、マニュアル動画の重視すべきところです。ナレーションや撮影後の調整などで、なるべく聞き取りやすくしましょう。

動画広告6.セミナー動画の制作費用相場

セミナー動画の制作費用相場は、「20万円前後」です。

講師を撮影した映像が動画素材となり、ほかの動画広告のように大げさな編集や機材は必要ありません。

そのため、制作費用を抑えられます。

ただ、撮影場所や撮影環境などにこだわると、制作費用がどんどん高まります。

Web・SNS広告用動画の配信時にかかる費用相場は?

  費用相場 内容
インプレッション課金型 10円~数百円/1000回 動画広告の表示回数で費用が決まる配信形態。
クリック課金型 100円~200円/1クリック クリック回数で費用が決まる配信形態。
エンゲージメント課金型 40円~100円/1行動 「いいね」や「リツイート」といった行動を起こしたときに費用が発生する配信形態。

Web・SNSに広告用動画の配信するときは、上記表のように配信形態で費用相場が変わります。

様々な配信形態があり、何かしらの行動を起こした回数に応じて費用が決まる仕組みです。

それぞれ特徴が異なるため、制作した広告動画に合った配信形態を利用しましょう。

動画広告の制作にかかる費用一覧

動画広告の制作にかかる費用は、基本的に以下の4つです。

  • 企画費
  • 撮影費
  • 編集費
  • 人件費

企画費

企業側と動画制作会社が打ち合わせをおこない、目的に沿った動画の構成や再生時間などを決定します。

ヒアリング回数によって費用は変わりますが、安くても3万円、高くて15万円程度かかります。

ちなみに、動画内で話す内容の台本が欲しい場合は、台本作成費として5万程度必要です。

撮影費

決定した企画に基づいて、撮影をおこないます。

撮影費は機材の運搬費用やレンタル費用など15万円前後かかり、場合によって出張費が加算されるケースが多いです。

屋外で撮影する際はロケハンが必要ですが、企業の動画広告は社内での撮影が一般的なため、ロケハン代はかからないと考えていいでしょう。

編集費

撮影した映像データ内の不要な部分を削除したり、音響を入れたりします。

編集費は、15万円前後が一般的。
進め方はクライアントによって異なりますが、基本は随時自社に確認を取りながら、お互いのすれ違いがないよう慎重に制作してくれます。

ちなみに、VRやCGなどの凝った編集を依頼すると、費用が数百万円に膨れ上がります。

人件費

人件費は、動画広告の制作に携わった人たちの労力に見合った費用がかかります。

企画や撮影はもちろん、ナレーションを依頼した場合もナレーション代として人件費が発生します。

各費用内に人件費が組み込まれているため、「人件費」だけで請求されることはありません。

動画広告の制作費用を安くするためのポイント

動画広告の制作費用を安くしたい場合は、以下のポイントを押さえましょう。

  • 自社でできない工程だけ外注する
  • 動画広告の再生時間を短めにする
  • アニメーション動画を活用する
  • 複数の外注先を比較する

では、各ポイントについて順に見ていきましょう。

自社でできない工程だけ外注する

動画広告制作までの全行程を外注すると、かなりの費用がかかってしまいます。

制作費用を少しでも抑えたい場合は、自社でできない工程だけを外注しましょう。

マニュアル動画やセミナー動画といった動画広告であれば、素人でも簡単に編集できるため、その分の外注費用を抑えられます。

ただ自社で制作する分、スピード感はどうしても遅くなるでしょう。

動画広告の公開予定日に合わせて、どの肯定を自社でおこなうか考えてみてください。

動画広告の再生時間を短めにする

動画広告は、再生時間が長いほど製作する内容が増えるため、費用も膨らみます。

逆に言えば、動画広告の再生時間を短めにすると、少しでも費用を抑えられるのです。

現在はTikTokやYouTubeなどのショートムービーが流行していて、10分程度の動画広告は見てもらえない可能性があります。

就活生や大学生などの若い人たちをターゲットに動画広告を公開するのであれば、あえて30秒程度の短い動画にして見てもらいやすくしつつ、費用を抑えてみるのもいいでしょう。

アニメーション動画を活用する

アニメーション動画は人件費や機材費などが不要で、編集もさほど難しくありません。

そのため、実写の広告動画より製作費用が結果的に安くなりやすいです。

通常40万円程度かかるような動画広告も、20万円~30万円程度に抑えられるかもしれません。

ただ、アニメーション動画は表現方法が限定されるため、イメージしている動画広告と合わない可能性があるところに注意しましょう。

複数の外注先を比較する

同じ製作内容・質でも、外注先によって費用が異なりケースは珍しくありません。

複数の外注先に費用を見積もってもらい比較すると、低価格で動画広告を制作できます。

外注先は、「広告代理店」と「製作会社」の2通り。
広告代理店は間に入るため製作費用が高くなりやすいため、まずは制作会社で相見積もりすることをおすすめします。

その後、広告代理店の費用も比較しつつ実績や付き合いやすさなどを吟味して、自社に合った外注先で動画広告を制作しましょう。

動画広告の費用対効果を高めるコツ

動画広告を制作する以上、支払った費用に見合った効果を期待したいでしょう。

費用対効果を高めるためには、以下3つのコツを意識することが大切です。

  • ペルソナに刺さるメッセージを伝える
  • 紹介するものに合った動画の構成を考える
  • PDCAサイクルを回す

ペルソナに刺さるメッセージを伝える

動画広告を制作する際、まずはペルソナを明確化することが大切です。

「自社のことを知っているのか」「どんな思想の持ち主か」など、制作した動画広告を見るであろう人物像を設定し、ペルソナに刺さるようなメッセージを伝えましょう。

自分が伝えたいことだけを動画広告に詰め込んでも、ターゲットには響きません。

設定したペルソナから逆算してどんな動画広告が最適か考えることが、費用対効果を高めるコツです。

紹介するものに合った動画の構成を考える

動画広告の構成は数多くあり、紹介するものによって適した構成があります。

例えば自社紹介動画だと、仕事内容や社内の雰囲気を伝えてから社員インタビュー、そして視聴者をアツくさせるような社長の一言コメントが王道です。

一方、商品・サービス紹介動画は最初に結論を伝え、そこから商品の魅力やデメリット部分などを伝えます。

このように紹介する動画広告に合った構成を作ることで、視聴者に一番知ってほしい部分を伝えられ、費用対効果の向上に期待できます。

PDCAサイクルを回す

動画広告は、「一度制作して終わり」となりません。

動画内の離脱箇所や完全視聴率を調査・改善をおこない、費用対効果をより高められるようPDCAサイクルを回しましょう。

見てもらうことが動画広告の目的ではなく、視聴後に自社の利益になるよう行動を起こしてもらうことです。

何度も検証と実施を繰り返して、動画の再生時間や登場人物など変更し、目的を達成できるような動画広告の制作を目指しましょう。

動画広告の費用対効果を高めて良い動画を作成しよう

今回は、動画広告の製作費用相場や費用を安くするポイント、費用対効果を高めるコツなどについて紹介しました。

動画広告の製作費用は50万円前後が相場となっているケースが多いですが、クオリティを求めると数百万円の費用がかかります。

自社でできない工程だけ外注したり動画広告の再生時間を短めにしたりすると、動画広告の製作費用を抑えられますが、コスト面を意識しすぎて低クオリティな動画広告を作らないように注意しましょう。

本記事を参考にして、低コストながら費用対効果を高めつつ、目的に沿った動画広告を制作してみてください。

 

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