Webデザインは独学できる?何から学ぶ?おすすめ勉強法を解説

Webデザイナーは、副業や在宅ワークで人気が高い仕事です。
フリーランスとして独立している人も多く、未経験から挑戦する人も増えています。
未経験からWebデザイナーを目指す人にとって、一番多い悩みが「学び方」。
スクールに通うには、通学時間と費用が必要で、確保が難しい方も多いかと思います。
本記事では、独学でWebデザインのスキルを身につける方法を解説します。
目次
Webデザインを独学で学ぶことはできる?
「独学でWebデザインを学ぶのは難しそう」「スクールに通わないと無理なのでは」と考える方も多いでしょう。
何故そう思ってしまうのでしょうか。
未経験の人は、Webデザインがどういうものなのかイメージができません。
学習する前なので当然です。
ここでは、Webデザインの独学は可能なのか・そもそもWebデザインは何を学ぶのかを解説します。
結論、Webデザインの独学は可能!
結論からいうと、Webデザインの独学は可能です。
実際に、独学でWebデザインを学び、Webデザイナーとして活躍している人は多くいます。
では、どうやってWebデザインを学べば良いのでしょうか。
まず、Webデザインで学ぶ内容を把握することが大切です。
本項では以下の2つを解説します。
- Webデザインで学ぶこと
- Webデザインに必要な物
それでは、各段階を見ていきましょう。
Webデザインで学ぶこと
Webデザインで最初に学ぶことは、大きく分けて以下の3つです。
- Webデザインの基礎知識
- コーディング
- デザインツールの使い方
各項目について解説します。
1.Webデザインの基礎知識
Webデザインの基礎知識では、Webサイトがどのように制作されているかを学習します。
企画からWebサイトを公開するまでの流れや、デザインについての基礎知識を身につける段階です。
2.コーディング
Webサイトは、主にHTMLやCSSという言語で制作されています。
それぞれの構文の要素や、構造を理解しましょう。
他にもJavaScriptやJQueryという物もありますが、まずHTMLとCSSを学ぶことをおすすめします。
3.デザインツールの使い方
Webデザインは様々なツールを使用しますが、必ずマスターしたいツールが以下の2つです。
- Adobe Photoshop(画像編集)
- Adobe Illustrator(イラスト作成)
どちらも有名なソフトなので、ご存じの方も多いかと思います。
デザインの業界では、この2つのソフトを使える事が「必須」といっても過言ではありません。
しっかりと学習してスキルを身につけてください。
他にも、Adobe XDというソフトがあり、ワイヤーフレームを制作などに使用するソフトです。
余裕をみつけて、こちらの操作についても学んでおくと良いでしょう。
Webデザインに必要なもの
1.パソコン
Webデザインを学ぶのに必要な物は、パソコンです。
当然ですが、パソコンがないと始まりません。
WindowsかMacでお好きな物を選んでください。
動画編集や、3DCGなどを制作するほどのハイスペックPCは必要ありませんが、ある程度のスペックは必要です。
最近のパソコンであれば、以下を参考に選んでください。
- CPUが4~8コア
- メモリ16GB
- SSD(HDD)1TB以上
2.周辺機器
ノートパソコンの場合、トラックパッドでも良いのですが、マウスの使用をおすすめします。
画像編集など、細かな作業があるので、マウスの方がより効率的に作業できるためです。
自分の手のサイズなど、環境と好みに合わせて選んでください。
3.デザインツール
前項でご紹介した、Adobe Photoshopなどのツールをインストールしましょう。
もし、どちらかしか選べないという場合は、Photoshopを優先してください。
4.書籍など
Webデザインの基本や、コーディングを学習するために準備しましょう。
古本や中古でも良いですが、古い物は現状とソフトのバージョンなどが違い、学習しづらい事があります。
なるべく最新の物を準備してください。
また、動画サービスでの学習もおすすめです。
操作方法が動画で確認出来るので、効率よく学習できます。
お好みで選んでください。
【独学】Webデザインは何から学べば良い?
「Webデザイン、何から学べば良いのだろう?」と悩んでしまったときは、自分が得意なものや・興味のあるものを選んでください。
たとえば、以下です。
- デザインが好きな場合は、Webデザインの基礎知識とデザインツールの使い方
- コーディングが得意なのであれば、Webデザインの基礎知識とHTML/CSS
Webデザインの基礎知識は、必須の項目なので必ず学ぶ必要があります。
デザインとコーディングは最終的に、どちらも学習身につけるので、自分が得意なものを選ぶ事がおすすめです。
最初に得意なことを学ぶことで、モチベーションを維持できる効果も期待出来ます。
Webデザインを独学で身につける3つの方法とは?
Webデザインで学ぶことはたくさんあります。
未経験からの学習だと、圧倒されてしまうかもしれません。
各段階を細かく分けて、無理のない学習計画を立て、それぞれにゴールを設定しましょう。
Webデザイン独学の方法1.デザイン
Webデザインの学習で最優先なのは、デザインツールの使い方をマスターすること。
その中でも、Adobe Photoshopの学習を最優先すると良いでしょう。
これは、Webデザインの学習は模写をするのが一番上達が早いためです。
Photoshopを使用して、優れたデザインのWebページを模写していくことで、
どのようなデザインが良いのか理解していきます。
模写は1つではなく、3つ以上のサイトを模写することをお勧めします。
それに合わせて、色やレイアウトなどのデザインの基本を勉強しましょう。
たとえば、以下のような学び方があります。
- パソコンに迎える時はデザインツールのスキルを磨く
- 外出先や空き時間、寝る前などは書籍などでデザインの基本を学ぶ
自分にあった学び方で、無理なく進めていきましょう。
Webデザイン独学の方法2.コーディング
コーディングを学ぶ時は、HTMLとCSSの基礎から学びましょう。
まずは、HTMLとCSSがどのような役割なのかしっかり理解することが大切です。
基礎学習が終わったら、デザインの学習と同じように他のサイトを模写します。
模写をすることで、HTMLとCSSのタグがどのように表示されるか実践的に学べます。
デザインの模写をしたサイトをコーディングしてみるのはおすすめです。
模写する時に、知らないHTMLタグなどがあるかもしれません。
この時に、基礎学習に戻ろうとする人がいます。
知らなかった部分を調べて身につけたら、先に進みましょう。
Webデザイン独学の方法3.オリジナルサイトを作る
デザインとコーディングを学習したら、実際にオリジナルサイトを作ってみましょう。
Webサイトの企画からデザイン、コーディングまで一連の流れをすべてやってみます。
実際に公開するものでも良いですし、仮想のWebサイトでもかまいません。
オリジナルサイトの制作は、その時点で自分が身に着けたスキルを把握できます。
Webデザイン独学のためのおすすめ書籍・サービス
Webデザインの独学では、使用する教材選びが重要です。
教材を選ぶ際、自分にあうものを選ぶポイントは以下2つです。
- 分量が多すぎるものを選ばない
- 自分がわかりやすい言葉で説明されているか
この2点を考慮して、自分に合う教材を選んでみてください。
おすすめ書籍2選【Webデザイン独学用】
Webデザインを学ぶときのおすすめ書籍を2冊紹介します。
- 1冊ですべて身につくHTML&CSSとWebデザイン入門講座
- ノンデザイナーズ・デザインブック
各書籍の概要をみていきましょう。
1冊ですべて身につくHTML&CSSとWebデザイン入門講座
Webサイト制作の一連の流れを学習できます。
コーディング寄りの内容ですが、企画からデザイン、ツールの解説もあります。
未経験からWebデザインを独学する最初の一冊におすすめです。
ノンデザイナーズ・デザインブック
デザインの世界ではとても有名で、デザイナー必携の書籍です。
Webデザインに特化したものではありませんが、レイアウトや色など、デザインの基本が学べます。
未経験者がデザインを学ぶのにとてもわかりやすい一冊です。
おすすめサービス3選【Webデザイン独学向け】
Webデザインが学べるおすすめのサービスを3つご紹介します。
- ドットインストール
- Progate
- Udemy
各サービスの特徴をみていきましょう。
ドットインストール
画像引用:ドットインストール
ドットインストールは、Web制作を独学で学ぶ場合、とてもおすすめのサービスです。
Web制作を動画で学ぶことができます。
プレミアム会員では、月額1,080円(税込)かかりますが、全てのレッスンを受けられます。
無料でも基礎的な部分が学べるので、まず無料で試してみてみてはいかがでしょうか。
Progate
画像引用:Progate
Progateは、動画ではなく、スライドで学ぶサービスです。
わかりやすいスライドが特徴で、1つのレッスンが終了したら演習問題を解くことで、学習内容を定着させます。
プラス会員では、月額1,078円(税込)かかりますが、より高度な学習も可能です。
こちらも無料でも基礎的な部分が学べるので、まず無料から試してみてみてはいかがでしょうか。
Udemy
画像引用:Udemy
Udemyは、講座の配信で有名なサービスです。
Webデザインやデザインツールの講座が豊富にあり、自分にあった講座を選ぶ事ができます。
講座を購入する方式なので、一度購入すると永続的に学習できます。
高額な講座もありますが、セールを実施していることが多く、学習コストを抑えることができます。
Webデザイン独学のメリット・デメリットとは?
ここまで読んでいただいた方は、Webデザインの独学のメリット・デメリットが気になっているのではないでしょうか。
メリット・デメリットは学習方法を決める時の大きな判断材料になります。
ここでは、独学の心構えと、メリット・デメリットについて解説します。
それぞれをしっかりと理解していきましょう。
独学の心構え
独学は自分一人で学習計画を立て、実行します。
誰からの制約も受けないので自由ですが、誰も管理してくれません。
最後までやり遂げるために「何のために学ぶのか」を明確にしましょう。
独学で学ぶことを決めたきっかけを活用するのも良い方法です。
壁にぶつかったとき・甘えが出てきそうなときは、学ぶ目標ときっかけを思い出してください。
目標ときっかけを書き出しておいて、目につくところに置く・デスクトップの背景にするのも良い方法です。
Webデザインを独学で学ぶメリット
独学の大きなメリットを2つ挙げます。
- 自分の好きな時間に学習できることと
- スクールに比べて費用も抑えられること
時間的制約が無いので、仕事をしながらでも学ぶことができます。
大きな費用がかからないので、金銭的な負担が少なく始めやすい面もあります。
Webデザインを独学で学ぶデメリット
独学の大きなデメリットを2つあげます。
- スクールに比べて学習に時間がかかる
- モチベーションが維持しづらく挫折しやすい
独学はわからないことがあった場合など、全て自分で調べる必要があります。
学習方法も自分で決めるので、効率が悪くなりがちです。
一緒に学ぶ人がいないので、モチベーションの維持が難しく、孤独感を感じてしまうことも。
この2つは独学で挫折する大きな原因です。
特に、モチベーションの維持は最大の的になってしまうでしょう。
ここで、挫折を回避する方法を2つご紹介します。
- 学習アプリを使用して学習結果を発信する
- 同じ目標を持っている人がいるコミュニティに入る
他の人と交流を持つことで、モチベーションが維持しやすくなります。
独学の孤独感も和らぎますので、是非参考にしてみてください。
【結論】Webデザインは独学でも学べます
本記事では、Webデザインを独学で学ぶ方法を解説しました。
独学は自由な反面、全てを自分で管理する必要があります。
Webデザインを独学で学ぶ時のポイントは以下3つです。
- 適切な教材を選ぶ
- 学習計画をきちんと立てる
- モチベーションを維持する
上記のポイントを押さえて学習することが大切です。
きっと、挫折することなくWebデザインのスキルを習得できるはずです。