「起業の商品やサービスの認知度を高めたい!」
「売上を上げたい!」
などの悩みを抱える人は多いでしょう。
そんな時に有効なのがプロモーションビデオです。
プロモーションビデオは販売促進のために作成する動画として効果的です。
ただ闇雲に作成するだけでは意味がありませんが、効果的なプロモーションビデオをつくることで認知度向上や売上アップに期待ができます。
今回はプロモーションビデオの作り方や参考にしたい事例、ポイントなどについて詳しく紹介します。
プロモーションビデオ(PV)とは
プロモーションビデオとは、主に宣伝用ビデオや宣伝用映像とも呼ばれ、アーティストやアイドルなどの音楽系の映像だけでなく、企業の商品・サービスの宣伝や販売促進などの映像全般を指します。
ミュージックビデオ(MV)との違いは?
MVは主に音楽業界で制作されるもので、PVはプロモーション目的の動画全般を指す言葉で、幅広い業界で作成される意味を指します。
音楽業界でも明確に使い分けているわけではありませんが、目的、媒体、長さなどが異なります。
PVは主に宣伝やプロモーションとして活用される動画で、MVはアーティストの世界観などを表現する映像作品です。
PVは限られた時間の中で商品やサービスを宣伝する必要があるため、楽曲の一部を有効活用するのが一般的です。
プロモーションビデオのメリット
プロモーションビデオは短時間で多くの情報をユーザーに分かりやすく伝えることができるのが最大のメリットです。
動画はテキストを読む手間もかかりませんし、映像とマッチしたテキストを挿入すればユーザーに情報を伝えやすいです。
そのため、商品やサービスの宣伝動画を発信する企業にとっては自社の魅力をアピールしやすいというメリットがあります。
他にも、人は音と映像をセットで視聴することで印象に強く残りやすいと言われており、強い印象を与えることができるため訴求力が優れている点も特徴です。
プロモーションビデオの活用場面
プロモーションビデオは主に企業のイメージアップや商品・サービスの売上アップ、多くの人に企業を知ってもらうなどの目的のために活用されます。
活用場所としては、企業のホームページやSNS、企業説明会などが挙げられます。
自社の商品やサービスの特徴や良さを知ってもらうことで、新規ユーザーの獲得などに期待ができます。
新商品をアピールするだけでなく既存の商品やサービスを購入してもらうきっかけ作りもでき、連鎖して売上アップに期待ができます。
プロモーションビデオの作り方
次に、プロモーションビデオの作り方を紹介します。
- 事前計画を立てる
- テーマを設定する
- ユーザー目線を考える
- どんなコンテンツにするかを決める
- ストーリーボードと撮影リストを作る
- 撮影する
- 編集する
- 書き出し(レンダリング)を行う
それでは、手順に沿って確認していきましょう。
STEP:①事前計画を立てる
効果的なプロモーションビデオを作るときは、まずはじめに事前計画を立てるところから始めましょう。
特に、オリジナルのプロモーションビデオを作る時は伝えるべきメッセージは何なのかを慎重に考えて明確にします。
プロモーションビデオの作成を外注する場合でも全て明確に伝えないと、完成後に大幅な修正が発生する可能性もあるため注意してください。
STEP:②テーマを設定する
プロモーションビデオの作成の際には伝えたいテーマを明確に設定しましょう。商品やサービスの魅力を伝えたいあまり、メッセージが分散してしまう例がよくありますが、より短く、的確に伝えることを意識しましょう。
STEP:③ユーザー目線を考える
プロモーションビデオを作成する時はユーザー目線を考えることも大切です。
消費者の価値観や信じているものに対して的確にアピールすることで、消費者は目的やゴールに向かったアクションをしてくれる可能性が高まります。
逆に、ユーザー目線で考えずにプロモーションビデオを作成しても認知度が高まっても売上アップに期待ができないことにもなりかねませんので、注意してください。
クオリティの高いプロモーションビデオ=ユーザーの関心を得る動画となります。
STEP:④どんなコンテンツにするかを決める
プロモーションビデオの撮影を始める前に、どんなコンテンツにするかを決めましょう。
特に、プロモーションビデオの作成を外注する場合はビデオの長さや形式、解像度などを確認する必要があります。
急いで決める必要はありませんが、どなコンテンツにするかを決めることは重要です。
ここで決めた構成などはこれから作成するプロモーションビデオの軸になりますので、慎重に決めるようにしましょう。
STEP:⑤ストーリーボードと撮影リストを作る
次に、ストーリーボードと撮影リストを作ります。
この段階で細部にわたる準備をしておけば今後の時間とコストを大幅に節約することもできます。
ストーリーボードとは、プロダクトやサービスのユーザー体験をイラストや画像を使ってストーリー化する手法で、ストーリーボードに描かれた物語性などを実際に見たユーザーが共感できるか、どのポイントで感動するのかなどをユーザー視点に立って体験することができます。
STEP:⑥撮影する
次に、作成したストーリーボードや構成を元に撮影していきます。
PV撮影では撮影場所を選んだり、機材を揃える必要があります。
撮影場所は自社でも問題ありませんが、必要な機材がない場合は事前に用意しておきましょう。
STEP:⑦編集する
撮影が完了したら、その動画をもとに編集していきます。
編集は動画編集ソフトで編集し、エフェクトや効果音の挿入などをします。
STEP:⑧書き出し(レンダリング)を行う
最後に、書き出しを行って終了です。
プロモーションビデオを作る時に参考にしたい事例
次に、プロモーションビデオを作る時に参考にしたい事例を紹介します。
Amazon Japan 日本ストア
Amazon JapanのPVは1分という短い動画の中で実際に商品を販売する人のインタビュー内容を掲載しており、販売している商品がどんな人によって作られているのかが分かります。
音楽も感動するようなものを使用しており、ユーザーの心を掴む演出となっているのが分かるでしょう。
Uber Eats アニメーション
Uber EatsのPVは15秒でお得になるキャンペーンを実施していることを宣伝しており、陽気な音楽とともに音声を挿入することでよりハッピー感や楽しさを演出しています。
霧島酒造
霧島酒造のPVは生産者のリアルな声を約30秒の動画にまとめており、テロップの使い方や効果音を使い方が特徴です。
プロモーションビデオを作る時のポイント
ここでは、プロモーションビデオを作る時のポイントを紹介します。
- 目的を明確にする
- ターゲットを絞る
- トレンドを意識する
それでは、それぞれ確認していきましょう。
目的を明確にする
プロモーションビデオを作る時は、何のために動画を作るのか目的を明確にするほうが、よりユーザーに伝わりやすい動画を作ることができます。
ユーザー目線の動画を作ることのそもそもの目的は「商品やサービスの宣伝」「企業のイメージアップ」「人材確保」などの目的があると思います。
この目的が当初の予定からズレてしまうと、思うような効果が得られません。
また、たくさんの情報を入れすぎても焦点がぼやけてしまうため、目的に合った動画を作るのが大事です。
ターゲットを絞る
プロモーションビデオを作る時はターゲットを絞ることも必須です。
ターゲットが20代なのか50代なのか、男性か女性かによっても適した動画の内容は変わってきます。
ある程度ターゲットを絞らないと動画の内容がぼやけてしまうため、定めたターゲット層に合わせた動画作りを心掛けましょう。
トレンドを意識する
プロモーションビデオを作る時はトレンドを意識することも大切です。
流行りの音楽や効果音を入れたり、季節感を出したりなど、新しさや新鮮さを感じさせる動画はユーザーからも支持されやすく、SNSなどの拡散にも期待ができます。
プロモーションビデオ作りをプロに依頼する時の料金相場
プロモーションビデオ作りをプロに依頼する場合、料金は制作する動画によっても料金相場が変わります。
動画の目的 | 費用の目安(動画1本の制作費用) |
---|---|
YouTube(編集のみ) | 5,000円〜50万円 |
商品・サービス紹介 | 10万円〜200万円以上 |
採用 | 10万円〜200万円以上 |
セミナー・イベント | 5万円〜50万円以上 |
アニメーション | 10万円〜300万円以上 |
テレビCM | 100万円〜500万円以上 |
研修動画 | 5万円〜200万円 |
上記はあくまでも目安で、動画制作の費用は企画費用+人件費+諸経費で構成されます。
例えば、企画構成がしっかり決められている場合は人件費と諸経費しかかかりません。
また、個人に依頼するか企業に依頼するかによっても料金相場が大きく異なります。
プロモーションビデオの作り方をマスターするために
今回はプロモーションビデオの作り方や参考にしたい事例、ポイントなどについて詳しく紹介してきました。
プロモーションビデオの作り方をマスターするためには、「目的を明確にする」「ターゲットを絞る」「トレンドを意識する」の3つのポイントが重要です。
初心者にはなかなか難しく感じるところもあるでしょうが、動画一つで企業の売上を左右する重要なものです。
実際にプロモーションビデオを作成する時は、事前準備が大事ですので、ターゲット選定や目的の明確化などを意識して進めてみましょう。
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