動画編集 2021.12.30(木)

未経験でも動画編集を副業にできる?月5万円稼ぐまでの準備と方法を解説

「副業で動画編集に挑戦してみたいけど、未経験から挑戦できる?」
「月5万円でもいいから稼ぎたい」
「動画編集スキルは独学でも大丈夫?」

副業として動画編集を検討している段階で、このような疑問や不安を感じている方もおられるのではないでしょうか。
副業ブームの中でも、動画編集は注目されている仕事です。

「どの程度のスキルを身につければ、月いくら位の収入が得られるのか」、
「最低限のスキルを身につける期間は?」など、初めて挑戦する分野であれば、疑問や不安は募るばかりです。

この記事では、「未経験でも動画編集を副業としてどの程度で稼げるのか?」という点を中心に、関連する内容まで解説しています。
未経験から動画編集を副業として稼ぎたい方は、ぜひご確認ください。

動画編集の副業は未経験でもできるか

未経験から動画編集を副業として稼ぐことができるのでしょうか。
以下、詳細を解説します。

動画編集のマーケット

動画編集の仕事は、YouTubeの動画編集、企業が発注する動画広告やPR動画の制作、ウエディングやイベントでの動画制作など多岐にわたっています。その中でも特に未経験から副業でスタートしやすいのは「YouTubeの動画編集」です。
ここでは、YouTubeの市場について確認しておきましょう。
YouTubeの現在の状況を表すデータを以下3点ピックアップしました。

  • スマートフォンからの一人あたり月間動画視聴時間は5年間で約4倍に成長
  • スマートフォンの1日あたりの平均利用時間は3時間5分
  • 日本におけるYouTubeの利用率は77%

動画視聴は多くのケースで、モバイルから視聴されています。
したがって、3時間のスマートフォン利用時間のうち、YouTubeがどの程度シェアをとれるのか?がポイントとなります。
最新の状況では、動画視聴の中でもYouTubeはやや頭打ちとなり、代わりにTikTokのような尺が短い動画が見られるようになっています。

動画編集の需要は引き続きありますが、長い目でみるとYouTubeだけでなく、尺が短めな動画編集まで請け負うとより稼げる可能性がひろがります。

参考
https://www.netratings.co.jp/news_release/2019/11/Newsrelease20191121.html
https://webtan.impress.co.jp/n/2017/06/09/25999

独学かスクールに通うか

本格的な映像作品を作りたい場合は、専門学校で学び、映像制作の現場で経験を積むルートになりますが、ベーシックなYouTubeの動画編集からスタートしたいのであれば、独学でも学習は可能です。
独学の方法は、インターネット上で情報を集めて学んでいきます。

検索を重ねながら自分にとって必要な情報を集める作業が必要になりますので、学習の過程で検索の精度が向上し、ピンポイントで情報を集められるようになるでしょう。

ある程度動画編集の経験を積み、他の動画編集者と差別化を図りたい、質の高い映像制作をしたい、プロとして独立したいと感じたらスクールに通って本格的に映像について学ぶのがおすすめです。

動画編集スキル習得までの期間

YouTubeの動画編集を習得するまでには、どのくらいの時間がかかるのでしょうか。1日にどの程度の学習時間が取れるかにもよりますが、日中本業があることを前提として、3時間の学習時間とすると、おおよそ2週間程度で基本的な編集作業はできるようになるでしょう。
YouTubeの基本となる編集技術は以下の通りです。

  • カット作業
  • テロップ挿入
  • 効果音、BGM挿入

基本的な動画編集であれば、作業自体は難しいものではありませんので、1日3時間勉強を確保できれば2週間以内で基本的な編集作業は一通りつかめるでしょう。その後は自分で見本となる動画を作って作例とし、案件獲得に向けて動き出すのがおすすめです。

動画編集の副業で月5万円を達成するまで

副業に使える時間を駆使して目指す最初の収益目標を、月5万円と設定している方も多いのではないでしょうか。
動画編集の副業で月5万円稼げるまでの道のりを以下で解説します。

動画編集の平均報酬

動画の時間や、要求される編集内容にもよりますが、最安の報酬はおおよそ1本5,000円程度です。最安の単価では以下の編集が求められます。

  • テロップ挿入
  • 画像挿入
  • 明るさ調整
  • BGM挿入
  • 効果音の挿入

以前は、1万円に近い単価でしたが、参入する人が増え、ディスカウントが進んだため、今では5,000円程度に落ち着いています。
将来的には、他の動画編集者と差別化をはかるため、より高品質な動画編集ができるよう、成長したいところです。

未経験の場合

動画編集の経験がない場合、最初の案件を獲得するまでが大変です。
発注側も、実績がないとどんな内容が上がってくるのかイメージがつきにくく、注文を出しにくいのです。
最初は、簡単なカット編集の案件から仕事を受けつつ、実績を積み重ねていきましょう。

案件の獲得方法

未経験から動画編集の案件を獲得する方法は、主に2つあります。

クラウドソーシング

駆け出しのフリーランスや、副業の案件獲得方法として基本中の基本となっている、クラウドソーシングサービス。
ランサーズやクラウドワークスといった代表的なサービスを有効活用します。
どちらのサイトも動画編集で探すとそれなりの件数がヒットしますので、自分のスキルでも対応できる案件を探して提案してみましょう。
実績がないと提案を採用してもらうのが難しくなりますので、最初はポートフォリオとなる動画が必要です。

SNS

ツイッターで動画編集者を探している人を見つけて、ダイレクトメッセージにて提案する方法です。
ピンポイントな提案ができるため、お互いの相性がよければ話がまとまりやすく、融通も利きやすい点がメリットですが、クラウドソーシングサイトのような仲介者が存在しないため、トラブルが起きた時は自分で対処しなければいけません。
よく見るYouTubeのチャンネル配信者に、直接提案する方法もあります。
チャンネルのファンとして提案することがポイントです。

動画編集を副業にするメリット

動画編集を副業とするメリットについて、3つピックアップしました。

未経験でも参入しやすい

動画編集は近年需要が高まってきており、案件数が増えているため、未経験者でも比較的仕事がとりやすい分野といえるでしょう。
特にYouTubeの動画編集というジャンルは、YouTubeが本格的に収益化できるようになって動画投稿をする人が増え、動画編集する手間を惜しむ人が増えたためにできた仕事です。ここ数年で、一気に需要が高まった感があります。
YouTubeを日頃からよく見ている人であれば、未経験でも参入しやすいジャンルなのです。
時間とやる気があって、YouTubeを日頃からよく見ている人であれば、未経験でも挑戦してみる価値は十分にあります。

個人でも稼ぎやすい

前述のとおり、新しいジャンルなので個人でも稼ぎやすい状況となっています。
本格的な映像制作を請け負っている会社は、個人YouTuberの動画編集を請け負うビジネスはまだ参入していません。
個人の強みである、単価の安さと柔軟な対応を武器にして、今の間に盤石な基盤を固めることで、新しいビジネスへの足がかりとできる可能性があります。

スキマ時間や出先でも作業できる

動画編集の仕事は、編集内容にもよりますが、ノートパソコンを使って出先でも作業ができます。
簡単な作業であれば、iPadでも対応できるため、スキマ時間をうまく活用することができます。
やる気とネットワーク環境があれば、本業の昼休みの時間でも編集作業ができますので、スキマ時間を有効活用する副業と相性が良いです。

動画編集に必要なパソコンスペック

動画編集には基本的にパソコンを使います。
動画編集に必要なパソコンのスペックを押さえておきましょう。

CPU

動画編集の効率はパソコンのCPUで決まるといっても過言ではありません。
CPUの性能が低ければ、動画編集の動作が遅くなり、作業がはかどりません。
ある程度の性能を確保していれば、快適に動画編集を進めることができるでしょう。

WindowsのCPU場合、新型のCore i5以上は確保しましょう。
それ以下のCPUだと、動画編集の負荷を書けると動作が重くなってしまいます。
動画の画質が4Kになると、Core i7以上が最適となります。

動画編集の副業に本格的に取り組むのであれば、Core i7を搭載したパソコンを用意したほうが良いでしょう。
Appleの場合はM1チップを搭載したパソコンであれば、4Kまでの動画編集に対応できます。

メモリ

CPUの性能が良くても、メモリが不足すると動作が遅くなり、CPUの性能をフルに発揮できなくなります。
動画編集に最適なメモリ容量は、最低8Ḡからとされています。

基本的な動画編集であれば8Ḡでも対応可能ですが、高機能な動画編集ソフトを使って、長めの動画を編集する場合、8Ḡだと心もとない場合があります。
したがって、幅広く動画編集にしたい場合、最初から16Ḡにしておいたほうが無難です。

データ保存容量

一般的に編集した動画はSSDかHDDに保存しますが、クラウド上に保存することも可能です。
ローカルをメインに動画を保存する場合、SSD256Ḡ、ハードディスクに1Tという組み合わせがコスパが高く、無駄のない構成になります。

予算に余裕があれば、SSD1Tでも問題ありません。
クラウドに保存すると、内容を確認するときに都度手間がかかりますので、とりあえずはローカル保存しておくのが望ましいでしょう。
動画データは多くの容量が必要なので、1T程度の容量は確保したいところです。

おすすめ動画編集ソフト

動画編集ソフトは無料、有料問わず多数リリースされていますが、動画編集を仕事として請け負う場合、最初から有料ソフトを使うことをおすすめします。

クラウドソーシングで提案する時やSNSで営業する時に、使っているソフトを添える必要がありますが、無料ソフトしか対応できないと仕事の幅が狭くなってしまいます。

したがって、Adobe Premiere ProまたはFinal Cut Pro、Adobe After Effectsなどを動画編集ソフトとして扱うのがおすすめです。iPhone/iPad向けの動画編集アプリ、LumaFusionを使うと出先でもコンパクトに編集できますので、スキマ時間を有効に使うことができます。

まとめ

未経験でも、動画編集を副業として稼ぐことは可能です。
特にYouTubeの動画編集は、未経験者でも基本的な編集スキルがあれば案件を獲得しやすく、独学からでもスタートできるお仕事です。
クラウドソーシングを使えば、相場平均5,000円から案件を獲得することができ、月10件対応できれば、副業報酬5万円を達成できます。
品質や対応範囲次第では報酬単価を伸ばすことができますので、もっと本格的に取り組みたい方は、スクールに通うこともおすすめです。

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