WEBデザイン 2022.03.22(火)

【解決策あり】Webデザイナーの離職率が高い本当の理由とは?

「Webデザイナーの離職率が高いと言われている理由が知りたい」

Webデザイナーは離職率が高いといわれています。

しかし、インターネット関連の副業の中でも常に人気を集めている職業です。

それはなぜでしょうか?

この記事では、Webデザイナーの離職率が高い理由について解説します。

最後まで読めば、Webデザイナーとしてのキャリアをどう歩んでけば良いかもわかるはずです。

離職率が高いと言われるWebデザイナーのリアルな仕事事情

ここでは離職率が高いといわれている、Webデザイナーの仕事事情について解説します。

Webデザイナーは人気の職業ではありますが、大変な部分もあります。

その部分を具体的にみていきましょう。

年収は400万円前後

Webデザイナーの全国の平均年収は400万円前後といわれています。

引用:Webデザイナーの仕事の年収・時給・給料|求人ボックス

地域でも差はあるのですが350〜400万円が年収の幅です。

決して高収入の仕事というわけではありません。

しかし、Webデザイナーにチャレンジする人は多くいます。

理由としてはWebデザイナーの方は目標や夢を持って仕事に取り組んでいる方が多いのではないでしょうか。

詳しくは後述していきます。

納期に追われてハード

Webデザインの仕事は、一般的にはクライアントワークです。

クライアントワークとは、企業や個人から依頼を受けて仕事をしていくスタイルです。

そのため、納期(締め切り)が設定されています。

案件にもよりますが、短納期で早く制作物を提出しなければいけないことも。

またWebデザイナー自身も複数の案件に関わっていると常に納期に追われてしまいます。

そのような忙しさの面が目立ち、離職率が高いと言われるようになったのではないでしょうか。

すぐに転職できる

Webデザイナーは1つの会社にしがみつく必要がありません。

スキルがあれば転職を繰り返して色々な会社を渡り歩いていけます。

嫌になったらすぐに辞められるという感覚が他の業界よりも強いでしょう。

また、IT業界では「リファラル採用」といって、友人や知人から紹介してもらえる転職が盛んに行われています。

横のつながりがあれば仕事には困らないということですね。

1つの会社にしがみつく必要がない働き方ができるからこそ、Webデザイナーは離職率が高いと思われるのでしょう。

Webデザイナーはきついけど「ブラック」と言われない本当の理由

Webデザイナーの離職率が高くなるような仕事事情について解説してきました。

しかし、Webデザイナーの仕事はブラックと言われることが少ない印象を受けます。

令和2年厚生労働省の産業別の入職・離職率のデータを見てもIT(情報通信事業)の離職率は9.2%と他の産業と比べても決して高くないのがわかります。

引用:産業別の入職と離職 |厚生労働省

しかし日本では、慢性的な働き手の不足が起きています。

Webデザイナーの現場も例外ではないでしょう。

先ほど解説したように納期に追われていて忙しい現場もたくさんあるはずです。

しかし、データからは「ブラック」という印象はあまり感じません。

その理由はなぜでしょうか?

詳しく解説していきます。

理由1.独立を目指して働いている

Webデザインのスキルを身につければ基本的にはパソコン1台で働いていけます。

最近では、会社でWebデザイナーとしての経験を積んだら2〜3年後に独立するという方が増えてきています。

Webデザイナーにとって独立に成功すれば仕事を自分で調整したり選べたりします。

また、Webデザインのスキルは需要があるので収入も上がるでしょう。

会社員よりも独立するメリットが大きいのです。

もちろん、独立にはメリットだけではありません。

独立するためには、自分での営業は必須です。

加えて、これまで会社が担ってくれていた税金・保険などの手続きを自身でしなくてはなりません。

また、Webデザイナーとしてできることを増やすために学習し続けなければ収入も上がりません。

しかし、それを踏まえてもWebデザイナーの人にとっては独立はメリットが大きいです。

そのため、独立を目指して仕事をしている方が多いので、ブラックと思われずに働いていけるのではないでしょうか。

理由2.Webデザインが好きでやっている

Webデザイナーを目指してIT業界に入ってくる方にとってはブラックとは感じにくいでしょう。

Webデザイナーの方は、昔から何かモノを作ったり、仲間と1つの作品を作ったりクリエイティブなことをするのが好きな方が多い印象です。

Webデザインもその延長として行っているので、過酷な環境でも「ブラック」と感じないのでしょう。

「つらい」と感じたらやるWebデザイナーの3つの解決策

ここまでは、Webデザイナーは過酷な現場にも関わらず、あまりブラックだとは言われない理由について解説してきました。

しかし、先ほども解説したようにWebデザイナーの現場は大変なこともたくさんあります。

なかには、納期が厳しいほか、給料が平均よりも低くて本気で悩んでいる方もいるでしょう。

そのため、ここからはWebデザイナーの仕事が「つらい」や「きつい」と思ったときの対策について解説していきます。

これからWebデザイナーを目指す方にとっても参考になるはずです。

解決策1.離職する前にまずは相談をする

まずは、上司や同僚に相談をするのが良いでしょう。

上司や同僚に相談することで思ってもいない解決策が生まれることもあります。

まずはつらいと思っていることを会社に相談し、解決してくれるか様子を見ましょう。

もし、相談しても解決する気配がない場合は友人・知人やキャリアアドバイザーに転職の相談をするか、独立をする準備をするのがおすすめです。

解決策2.Webデザイナーとしてキャリアプランを立てる

2つめの解決策は、キャリアプランを立てて転職や独立の準備をする方法です。

  • 1年間副業にチャレンジして本業の収入を超えたら辞める
  • 半年後に転職できるように今からできる準備をする
  • 独立資金を貯めてスキルを磨いて2年後にフリーランスになる

以上のようになるべく具体的な計画を立てて焦らず行動していくのがおすすめです。

明確なゴールがあれば、現在の苦痛も和らぎます。

解決策3.独立・転職をする

キャリアプランを立てたうえで独立や転職に向けて行動していきましょう。

「Webデザインは需要の高い専門スキルで仕事には困らないだろう」と思っていきなり仕事を辞めるのは少々危険だと感じます。

独立するにしても転職するにも準備が必要です。

副業を通した顧客獲得・転職先を先に見つけておくのが一番良い方法です。

結婚や子どもがいない方でがあれば思いきって現状から飛び出すというのも良いと思います。

ただ、仕事のない期間や転職期間でもお金に困らないように、1年間くらいの生活費は確保しておくのがおすすめです。

生活費がなくて焦るあまり、自分のスキル以上の難しい案件を受けてしまったり納得できない職場に転職してしまったりしたら大変です。

独立か転職かは、求めるライフスタイルによって選択肢が変わると思うので自分自身と慎重に向き合って考えてみてください。

自由自在!Webデザイナーからのキャリアアップ戦術

Webデザイナーの仕事がつらいと感じたときの解決策について解説してきました。

最後は、Webデザイナーとしてのキャリアを積んだら見えてくる未来について解説します。

Webデザイナーのキャリアとしては、ここで解説するものだけではありませんが、一つの参考にしていただければ幸いです。

フリーランス・経営者として働く【Webデザイナーの未来】

1つは、独立してフリーランスや経営者になるというキャリアプランです。

フリーランスの働き方としては、会社員時代の人脈やクラウドソーシングサイトを活用します。

そして企業や個人と契約をして仕事をしていくかたちになります

クラウドソーシングサイトとは、インターネット上で仕事を受発注できる仕組みのことです。

日本で有名なクラウドソーシングサイトは以下です。

  • クラウドワークス
  • ランサーズ
  • ココナラ

Webデザイナーのスキルがあればインターネット上でも仕事をしていくことも可能です。

経営者になるキャリアプランは制作会社を設立する方法があります。

主に企業や個人事業主と取引をします。

仕事内容は以下です。

  • Webサイトの制作・修復
  • ランディングページの作成

ランディングページとは、企業の広告を1ページにまとめたサイトのことです。

そのほかにも、インターネットサービスやアプリの制作を行う会社もあります。

立ち上げ初期はお客さんがいなくて大変な時期があるでしょう。

しかし上手くいけば大きな収入を得ることができます。

Webデザイナーと他のスキルを組み合わせる【離職率も下げられる】

Webデザイナーのスキルがあれば活躍の場は多岐にわたります。

例えば以下のようなキャリアがあります。

  • Webディレクター
  • Webマーケター
  • Webデザイン講師

WebディレクターはクライアントとWebデザイナーの間に入り、仕事の管理や制作物の修正をするお仕事です。

Webマーケターはクライアントのサイトに利益が出るようなアドバイスや施策を考えます。

教えるのが好きな方は、講師業も良いでしょう。

どの仕事もWebデザインを行いながらできるので、収入源を拡大することもできます。

副業から始めても良いですし、フリーランスとしてスキルを磨いてキャリアアップしていくのも良いでしょう。

複数の収入源があれば、離職したときのリスクも回避できるのでおすすめです。

Webデザイナーの離職率についてのまとめ

Webデザイナーの仕事がブラックと言われない理由や目指せるキャリアについて解説してきましたが、いかがでしたか?

最後にまとめます。

  • Webデザイナーの仕事は大変な面もある
  • 離職率が低い理由はキャリアアップを目指していたり一つの会社に捉われなくても良かったりするから
  • Webデザイナーのキャリアは多岐にわたる
  • フリーランスになったり経営者になったりスキルを組み合わせたりして収入を増やせる

Webデザイナーのスキルがあれば、キャリアプランに多くの選択肢を得ることができます。

今の働き方に不安がある・将来副業や独立をして収入を増やしたいと考えている方はWebデザイナーを始めてはいかがでしょうか。

Chapter Twoでは、Webデザインを学びたい方のサポートをするために、スクールを運営しています。

LINEでの無料相談も行っているので、気になる方はぜひ一度ご相談ください。

 

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