インターネット上には、数えきれないほどのホームページが存在しています。
だからこそ「ホームページって何?」とは、今さら聞けずに悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、ホームページの基礎を解説します。
ホームページの種類やよくある質問も、あわせて参考にしてみてください。
【基礎知識】ホームページとは?
「インターネット上にあるページは、全てホームページと呼んでいい」というのが結論です。
しかし、それだけではわかりにくいですし、何よりあいまいです。
ホームページの意味について、詳しく解説します。
ホームページとは「ブラウザのトップページ」
ブラウザとは、インターネット上の検索エンジンのこと。
代表例として、Google・Safari・Microsoft edgeなどがあげられます。
ホームページには、検索エンジンのトップページという意味で使用されます。
当記事を見る前に、検索ワードを入力した画面、それこそがホームページです。
ホームページとは「Webサイトのトップページ」
まずはWebサイトの定義について解説します。
Webサイトとは、様々なコンテンツの集合体です。
たとえば、当サイトには、現在読んでいる以外にもたくさんのコンテンツが存在します。
ちなみに、当サイトのトップページがこちらです。
ホームページは、Webサイトのトップページという意味があります。
ホームページとは「Webサイト全体」
ホームページには、様々な意味があります、
その上で、インターネット上にあるページは、全てホームページと呼んでもかまいません。
ホームページには明確な定義がないためです。
あいまいな答えではありますが、現状では問題ありません。
Webページ・ブログ・Webサイト、3種のホームページはどう違う?
Webページ・ブログ・Webサイト、それぞれの特徴は以下の通りです。
- Webサイト:Webページの集合体
- Webページ:Webサイトを構成する1つ1つのページ
- ブログ:日記を書く感覚で、簡単に記事を投稿する仕組み
WebサイトとWebページは、存在そのものを指す言葉ですが、ブログはホームページにある機能の1つです。
自動車を例にしてみましょう。
軽自動車と普通乗用車は、どちらも自動車というくくりです。
対して、エアコンやパワースライドドアはどうでしょうか。
どちらも、自動車に付加できる機能の1つです。
ブログは、自動車のエアコンやパワースライドドアと同じです。
WebサイトやWebページがあり、ブログと呼ばれるページは、記事の投稿機能を使用したもの。
この違いについては、ホームページの仕組みにも関わります。
ホームページの仕組みについては、次章をご覧ください。
ホームページの仕組みとは?
ホームページはインターネット上の、一種の仮想空間です。
ホームページが構築されるための仕組みを解説します。
1.ホームページのデータ置場「Webサーバー」
Webサーバーとは、ホームページのデータを保存でき、リクエストに応じてデータを提供するシステムです。
パソコンやスマートフォンでホームページを開くと、インターネットを経由して、データがユーザーに提供されます。
Webサーバー内に保管される、おもなデータの内容は以下の3つ。
- 文書が書かれたHTMLファイル
- 構成・デザインを構成するCSSファイル
- 画像・動画ファイル
Webサーバー上のデータは、編集も簡単にでき、コンテンツの内容やデザインの変更も可能です。
HTML・CSSについて詳しく知りたい方は「Webデザイナーにプログラミングが必要な理由とは?勉強方法も解説」をご覧ください。
2.ホームページの住所となる「ドメイン」
ドメインとは、URLの「https://」の後ろの部分のこと。
Webサーバーにデータを保管できても、どの場所に保管されているかが分からなければ、ユーザーに提供できません。
宛て名のないハガキをポストに投函しても、行き先がわからず、差出人のもとに戻ってくるのと同じです。
ホームページのデータは、ドメインによって保管場所を区別します。
ユーザーは、その仕組みにより、適切な情報が掲載されたホームページを閲覧できます。
3.ホームページは4種類の方法で構築される
ホームページを構築する方法は、おもに以下の4つです。
- 有料サービスの利用
- 無料サービスの利用
- CMSの使用
- HTML・CSSの使用
上記の中でも、近年ではCMSの使用が一般的です。
CMSとは、プログラミングの知識が不要で、ホームページを作れるソフトのこと。
ブログ機能も搭載されており、初心者でも簡単に「WordPress」でホームページの構築が可能です。
構築の方法やWorPressについては「ホームページの簡単な作り方とは?独自性あるデザインにする方法も」に掲載しています。
【5種類】企業のホームページとは?
企業のホームページは、大きく分けて5種類あります。
それぞれの特徴を解説します。
企業のホームページ1.コーポレートサイト
コーポレートサイトは、事業内容・経営理念・規模などの企業情報を掲載するホームページです。
採用情報を掲載する企業もあり、企業の印象を左右するサイトです。
企業のホームページ2.サービスサイト
サービスサイトは、企業が提供するサービスを紹介するホームページです。
美容院・マッサージ店などでよく見かけるほか、開発した商品を紹介するケースもあります。
企業のホームページ3.ECサイト
ECサイトは、インターネット上で商品を販売するためのホームページです。
通販サイトとも呼ばれ、掲載している商品は、ホームページ上で直接購入できます。
企業のホームページ4.ランディングページ
ランディングページはLPとも略され、1つのページをフル活用して、1つの商品を紹介するホームページです。
おもに、サプリ・トレーニング機器・化粧品などの販売に使用されます。
企業のホームページ5.ブランディングサイト
ブランディングサイトは、企業のブランドイメージを、ユーザーに伝えるためのホームページです。
商品購入によって、ユーザーはどんなメリットを得られるのかを紹介し、購買促進につなげます。
企業がホームページに期待する4つの役割・目的とは?
ホームページの作成には、専門知識やコストが必要です。
それでは、なぜ企業はホームページを作成するのでしょうか。
ホームページの役割と目的を解説します。
ホームページの役割・目的1.名刺代わり
名刺代わりになるのは、おもにコーポレートサイトです。
コーポレートサイトは、企業の情報を多数掲載するため、どのような会社なのかを知ってもらえます。
ホームページの役割・目的2.商品プロモーションと集客
商品プロモーション・集客が可能なのは、サービスサイトやランディングページです。
商品の魅力やメリットをユーザーに伝え、収益につなげる役割を担います。
ホームページの役割・目的3.営業
営業の役割を担うのは、サービスサイト・ランディングページ・ECサイト・ブランディングページです。
近年では、特にブランディングページが多く見られます。
ユーザーの悩みの解決策を提示しつつ、企業が提供するサービスの魅力を発信。
効率的な営業が可能です。
ホームページの役割・目的4.求人・採用
求人・採用は、おもにコーポレートサイトで可能です。
採用専門のホームページを作成する企業もいますが、ほとんどの企業は、コーポレートサイト内に採用ページを作成しています。
ホームページのよくある3つの質問
ホームページのよくある質問は以下の3つです。
さっそく、それぞれについて解説します。
ホームページの作成を業者に依頼するのに必要な費用は?
ホームページ作成費用の相場は、20~100万円です。
詳しくは「ホームページ作成費用の目安を解説!ひと目でわかる相場早見表も」に掲載していますが、ホームページの目的や機能により、相場に差が生じます。
オリジナルデザインにするかや、どんな業者に依頼するかによっても異なるため、業者に依頼する場合は比較検討が必須です。
複数業者に見積もりを依頼し、自社に合ったホームページ作成が可能かどうかを検討しましょう。
ネットショップは個人でも作成できる?
ネットショップは個人でも作成可能です。
ただし、個人でネットショップを作成する場合は、プログラミングやデザインの知識が必須でしょう。
他のネットショップと差別化するためには、オリジナリティのあるデザインが求められるためです。
さらに、オリジナルデザインのネットショップを作成するのに必要な知識は、CSS・HTMLといったプログラミング言語です。
プログラミング言語については「Webデザイナーにプログラミングが必要な理由とは?勉強方法も解説」に掲載していますので、あわせて参考にしてみてください。
ホームページの自力作成におすすめの方法は?
ホームページを自力で作成するときに、最もおすすめの方法は「WordPress」です。
WordPressとは、低コストかつ専門知識不要で、おしゃれなホームページを作成するシステムのこと。
ホームページ作成に必要な準備や、WordPressの詳細は「WordPressでホームページができる?無料で作る方法を解説」に掲載しています。
興味がある方は、ぜひご覧ください。
ホームページのデザイン制作に興味のある方へ
今回お伝えした、おもなポイントは下記の3つです。
- ホームページとは、全てのWebページを意味する
- ホームページのデータはWebサーバーに保管される
- 企業のホームページの種類と目的
ホームページ作成は、WordPressを使えば、初心者でも比較的簡単です。
実際に、当記事もWordPressで構築されています。
しかし、一定以上のオリジナリティを求めた場合は、専門知識が必要です。
人材育成スクール「Chapter Two」では、フリーランスを目指せるWebデザイン講座を実施しています。
自由な働き方が可能な、Webデザイナーに興味のある方は、ぜひ無料相談会にお越しください。