法律を学びたい方や経済学を習得したい方など、大学へ行きたい方の目的はさまざまあります。
その中には、動画編集を大学で学びたいと考えている方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、映像制作や動画編集が学べるおすすめの大学を紹介します。もしかすると、この記事の中に行ってみたいと思えるような大学があるかもしれません。
大学で動画編集を学ぶ意義とは?専門学校との違い
そもそも大学で動画編集を学ぶ意義とは何なのでしょうか。
読者の中には、「専門学校のほうが良いのでは?」や「独学でもできるのでは?」と考える方もいるかもしれません。
その上で動画編集を大学で学ぶ意義としては、主に以下のことが挙げられます。
- 映像制作を学問として学べる
- 就職先の幅が広い
それぞれどのようなものなのか、1つずつ見ていきましょう。
映像制作を学問として学べる
1つ目は、映像制作を学問として学べることです。
近年では稼げる職業として映像制作が注目されており、人気の副業としても多くの方が始めています。
しかし、映像が好きな方にとっては稼げるツールとして扱うのではなく、さらに深いところまで知りたいと思っているのではないでしょうか。
大学では、ただ動画制作を教えてもらえるだけではなく、映像表現の理論や映像が人に与える印象や効果を研究します。
スキルだけでなく芸術としての映像制作に取り組めることから、映像そのものに関する理解も深められるでしょう。
就職先の幅が広い
2つ目は就職先の幅が広くなることです。
大学卒業後、現場の動画編集マンとしてだけでなく、広告代理店や出版社、映画配給会社のプロデューサーなどの進路を目指すこともできます。
一方で専門学校は、動画制作の現場に直結する技術を身につけることが目的です。
そのため、専門学校の卒業生の進路はカメラマンやディレクター、編集マンなど現場の職種が多い傾向です。
このことを考えると、さまざまな就職先を検討しているのであれば、専門学校ではなく大学のほうが良いでしょう。
また、良い大学であるほど、大手企業にも就職しやすくなるというメリットもあります。
もしこれから映像制作を大学で学びたいと考えているのであれば、できる限り良い大学を目指すことをおすすめします。
おすすめの映像制作・動画編集系の大学
ここからは、おすすめの映像制作および動画編集系の大学を紹介します。
気になる大学がないか、1つずつ見ていきましょう。
日本映画大学 映像学科
日本映画大学では、映画監督や脚本家、カメラマンなどすべての教員が第一線で活躍しています。
その上、40年以上にわたって日本の映画や映像業界を支える人材を生み出してきた実績もあります。
日本映画大学の場合は、映画学科という学科の中に複数のコースが用意されています。
具体的には、演出コースやドキュメンタリーコース、編集コースなどです。
例として演出コースの場合、作品制作による実践的な演習が充実しています。
また、ドキュメンタリーコースの場合はカメラを通じた人間との向き合い方や、映像コミュニケーションにおける多様性を学びます。
このようにコースによって魅力が異なるため、自分が学びたいと思うコースを選びましょう。
日本大学 芸術学部映画学科・放送学科
幅広い学科がそろう日本大学には、映像制作や動画編集に関する学科が用意されています。
それが芸術学部の映画学科と放送学科です。
映画学科の場合は、時代と共に変化する映像文化を新たな視点で捉えつつ、「芸術創造」と「情報伝達」の両面から研究していきます。
まず1年生のときに4つのコースにわかれ、それぞれ独自のカリキュラムで学びます。
そのことから、入学する際にどのコースで学びたいのか把握しておくとよいでしょう。
コースに関しては、「映像表現・理論」「監督」「撮影・録音」「演技」となっています。
一方の放送学科は、放送に関する深い理解を持つ以外に、放送に欠かせない自由で豊かな想像力と表現力の習得を目指す学科です
そのことから、まず放送を学ぶ上での視野および視点を身につけます。
次にさまざまな理論講座を受講し、レベルアップを図っていきます。
東京工芸大学 芸術学部映像学科
東京工芸大学の芸術学部には、デザイン学科やインタラクティブメディア学科、アニメーション学科などさまざまなものがあります。
その中で映像に関する学問を深めたいのであれば、映像学科がおすすめです。
東京工芸大学の映像学科では、「感性」「技術」「専門知識」という3つの力を併せ持つ一流の映像人を目指しています。
学科内には実習として映画制作やCG制作などが含まれており、本格的な映像制作を学ぶことができます。
東京工芸大学の映像学科における卒業先の進路としては、映画業界や出版業界などです。
もちろん、東京工芸大学の映像学科で学んだことを生かして、映画監督を目指すことも可能です。
東海大学 文化社会学部広報メディア学科
東海大学の文化社会学部の広報メディア学科では、社会的に価値のあるメッセージの創造および発信することを目標としています。
そのことから、テレビ番組や同人誌の制作、Web上で地域情報を発信する学生プロジェクトなど、メディアの現場に即した教育で目標の達成を目指しています。
広報メディア学科では、理論と実践を融合させたハイブリッドな授業を実施。
メディアと社会の関係に焦点を当てた授業や、広報および広告の戦略を学ぶ授業などがあります。
また、上記で触れた学生プロジェクトも魅力的なポイントです。
多くの学生が学生プロジェクトに参加しており、ドキュメンタリー番組やインタビュー番組などを制作しています。
デジタルハリウッド大学 デジタルコミュニケーション学部デジタルコンテンツ学科
デジタルハリウッド大学のデジタルコミュニケーション学部デジタルコンテンツ学科は、デジタルコミュニケーションが学べる日本で唯一の単科大学です。
3DCGやゲームプログラミングのようなデジタルコンテンツだけではなく、企画およびコミュニケーションに関することも学べます。
デジタルハリウッド大学では、「専門教育」「教養教育」「国際教育」という3 つの教育を心がけていることが特徴です。
これにより未来の社会を自分らしく、そして生き抜く力を学生が習得できるようにしています。
デジタルハリウッド大学で学べることは、映像制作以外に3DCGやアニメ、グラフィックデザインなどです。
その中でも映像制作においては、企画から実写撮影、デジタル編集など網羅的なことを習得できるようになっています。
大阪芸術大学 芸術学部映像学科
大阪芸術大学の芸術学部映像学科では、フィルム撮影だけではなく、最新技術も学ぶことが可能。
撮影や演出に関することを網羅的に学習できるようにしており、新たな価値を生み出す映像人の育成を目指しています。
大阪芸術大学の卒業生はさまざまおり、グラフィックデザイナーやライトノベル作家として活動する木緒なち氏やアニメーションスタジオのトリガー代表である大塚雅彦氏などがいます。
このことからわかるように、芸術学部映像学科では幅広い方面へ活躍できる人材が育成されているのです。
また、大阪芸術大学の芸術学部映像学科では、人気監督による特別講義や本格的な撮影所などもあります。
もちろん、教員も一流のプロがそろっています。
京都芸術大学 芸術学部美術工芸学科・映画学科
京都芸術大学の芸術学部には、プロダクトデザイン学科や舞台芸術学科などさまざまな学科があります。
その中でも、美術工芸学科と映画学科は映像を学びたい方におすすめの学科です。
美術工芸学科の場合、写真・映像コースが用意されています。
写真と映像の双方を学ぶことができ、動画の撮影方法や編集方法なども学べます。
もう1つの映画学科は、映画製作コースと俳優コースの2種類を用意。
映画製作コースでは、一人ひとりの能力を伸ばし、映画作りを通じて世界に発信できる人を目指しています。
神戸芸術工科大学 映像表現学科
神戸芸術工科大学の映像表現学科では、1年次から徹底した少人数教育を実施。
また、デジタルクリエーションと映画、アニメーションの3つのコースに分かれます。
これにより、学生の専門性を高めます。
映像表現学科では、トップクリエイターによる指導を受けられることも魅力です。
映像やデジタルコンテンツの最前線で活躍するプロが指導してくれるため、社会で求められているスキルや知識を習得できる環境が整備されています。
立命館大学 映像学部
関西の有名な大学である立命館大学にも、映像制作に関することが学べる学部が用意されていることをご存じでしょうか。
立命館大学の映像学部では、総合的な視点で映像を捉えることが可能な映像文化の創造者の育成を目指しています。
映像学部が目指すキャリアモデルは4つあり、プロデューサーやクリエイター、エンジニアなどです。
例としてプロデューサーは、映像文化と地域の活性化に貢献できる人材になることを目標としています。
卒業生の進路としては、サービス業界や金融業界、製造業界などさまざまなフィールドで活躍しています。
その中には映画監督や小説家として活躍している人もいるため、映像学部で学んだことを生かして映像業界で活躍することも可能です。
東北芸術工科大学 デザイン工学部映像学科
最後に紹介する東北芸術工科大学のデザイン工学部映像学科でも、現役のクリエイターが教員としてさまざまなことを教えてくれます。
映画やドキュメンタリー、CMなどを横断的に学べるようなカリキュラムとなっており、設備も充実しています。
東北芸術工科大学のデザイン工学部映像学科の進路はさまざまですが、放送業界や映像作成業界へ進む人もいます。
主な進路先としては、株式会社さくらんぼテレビジョンや任天堂株式会社などです。
まとめ
今回は、映像制作や動画編集が学べるおすすめの大学を紹介しました。
さまざまな大学で映像に関することが学べるため、行ってみたい大学を目指して勉強してみましょう。
なお、大学に通うのはハードルが高いと思っているのであれば、「Chapter Two」を受講してみるのはいかがでしょうか。
動画の企画、撮影から編集まで一人前のクリエイターとして欠かせないスキルや知識を習得できます。
無料で相談できるため、まずは一度問い合わせみましょう。