ホームページ作成前の、アドレス選びで迷っていませんか?
アドレスはホームページに必須ですが、考えすぎるとドロ沼にはまってしまいがち。
そこで今回は、ホームページアドレスを決めるポイントを解説します。
ホームページアドレスの基礎知識や取得・設定の方法も、あわせて参考になさってください。
【基礎知識】ホームページアドレスとは?
まずは、ホームページアドレスの基礎を解説します。
今さら聞けない内容も含みますので「あれ?」と思ったときの参考にしてみてください。
ホームページアドレスの基礎知識
基礎知識1.ホームページアドレスは住所のようなもの
ホームページアドレスとは、ホームページがどこにあるのか示す唯一無二の文字列です。
ホームページアドレスを、ブラウザの上部にあるアドレスバーに入力すると、ホームページにアクセスできます。
URL(Uniform Resource Locator)と表記される場合もありますが、基本的にはどちらを使用してもかまいません。
基礎知識2.ホームページアドレスとドメインの違いは範囲
ホームページアドレスは「https://」を含めた全ての文字列をさします。
対してドメインは「https://」より後ろの文字列です。
ホームページアドレスの先頭には、必ず「https://」がつくため、ホームページアドレスを決めるのは、ドメインを決めるのと同じ意味です。
なお、ホームページアドレスの最後につく「.com」や「co.jp」の文字列は、トップレベルドメインと呼ばれます。
トップレベルドメインは、ドメイン提供会社に申し込む際に、自由に選択可能です。
ドメインを考えるのと一緒に、どのトップレベルドメインにするかも検討しておきましょう。
基礎知識3.ホームページアドレスは無料でQRコード化が可能
最近では、ホームページアドレスを簡単かつ無料でQRコード化できるサービスが充実しています。
たとえば「QRのススメ」では、ホームページアドレスをコピペして「作成する」ボタンをクリックするだけで、QRコードが完成します。
パンフレットやリーフレットに掲載したり、プロフィール画面に掲載したりと、活用法は様々。
ホームページアドレスのQRコード化は、面倒な直接入力がいらず、ユーザビリティのアップに期待できます。
ホームページアドレス取得・設定の3ステップ
ホームページアドレスを取得するための、ステップは以下の3つです。
それぞれのステップを、わかりやすく解説します。
ステップ1.ホームページアドレス用のドメインを決める
まずは、3~63文字のドメイン名を考えましょう。
ドメインの候補は、複数準備しておくのがポイント。
候補にあげたドメインが、すでに使用されている可能性があるためです。
候補のドメインが使えるかどうかは、ドメインの販売事業者ホームページで確認できます。
ドメインが使用可能か確認を終えたら、次はドメインの購入です。
ステップ2.ホームページアドレス用のドメインを購入する
ドメインは、ドメイン販売業者から購入します。
よりお得にドメインを購入するには、レンタルサーバー業者選びも大切なポイントです。
中には、サーバーのレンタル契約をすると、ドメインが無料になる業者もあります。
サーバーもホームページには必須ですので、あわせてチェックしましょう。
サーバーの詳細については、「ホームページサーバーの基礎を解説!有料・無料の違いや選び方も」をご覧ください。
ステップ3.ホームページアドレスを設定する
サーバーとドメインを紐づける作業です。
慣れない作業に不安を感じるかもしれませんが、マニュアルやサポートが用意されている場合がほとんどです。
早ければ、初心者でも十数分で終わるので安心してください。
「サポートがあったほうが安心」という方は、事前に提供業者に確認しておきましょう。
ホームページアドレス決定の3つのポイント
ホームページアドレスを決めるときは、以下3つのポイントを押さえておきましょう。
それぞれのポイントが、なぜホームページアドレス決定に必要なのかを解説します。
ポイント1.わかりやすいホームページアドレスにする
ホームページアドレスは、英語とローマ字のどちらが良いか、検討しておくのがおすすめです。
たとえば、保育園のホームページアドレスです。
保育園は英語で「nursery」ですが、ホームページアドレスに含んでも、わかりにくさを感じます。
そういった場合は「hoiku」といったように、ローマ字のほうが直感的に伝わるでしょう。
ホームページアドレスだけで、どのようなホームページなのかが伝わるのが理想です。
ポイント2.ホームページアドレスの価格を比較
ホームページアドレスに必要な、ドメインの価格はトップレベルドメインによって異なります。
そしてトップレベルドメインは、以下の通り、使用目的によって分類されています。
- .com:商業組織向け
- .net:ネットワーク用
- .org:非営利組織向け
- .biz:ビジネス向け
トップレベルドメインを選ぶときは、信頼性があるドメインにするのがポイントです。
信頼性が低いトップレベルドメインの使用は、検索エンジンで表示されにくくなるデメリットがあるため、気を付けましょう。
ポイント3.ホームページの目的に応じてドメインの種類を選ぶ
ドメインには「独自ドメイン」と「共有ドメイン」の2種類があります。
それぞれの特徴は以下の通りです。
- 独自ドメイン:有料。ドメイン契約から管理まで、自力で行う必要がある。信頼性が高い。
- 共有ドメイン:無料。サービス提供事業者が指定する文字列が、必ず含まれる。ドメインが長くなりがち。
コストだけを比較すると、共有ドメインのほうがお得に感じますが、本格的なホームページには独自ドメインがおすすめ。
特にブランディングを狙う場合、他社名がドメインに含まれては、想像したような効果は発揮できないでしょう。
独自ドメインは、使用する文字列を短くできるのもポイントです。
ドメインが短ければ、覚えやすさと入力しやすさを両立可能です。
ホームページアドレス取得前にチェック!3つの注意点
ホームページアドレスで後悔しないために、押さえておくべき3つの注意点を解説します。
注意点を守っていれば、訴訟をはじめとした、様々なトラブルの心配が不要です。
ホームページアドレス取得前の注意点
注意点1.ホームページアドレスは変更できない
ホームページアドレスは、誤字・脱字がないかを十分に確認してから設定しましょう。
ホームページアドレスの変更には、新たなドメイン購入が必要です。
さらに、ホームページアドレスを変更すると、それまで積み重ねたSEO効果を失う結果を招きかねません。
ホームページアドレスは、検討を重ねたうえで、間違いがないかチェックしてから購入するのがおすすめです。
注意点2.商標権侵害に該当しないホームページアドレスか
誰かが商標権を取得している、商品・サービス名がホームページアドレスに含まれないようにしましょう。
商標権とは、商品・サービスなどの名称を独占できる権利のこと。
商標権侵害は、故意に行っていない場合でも責任を追及されるリスクがあります。
ホームページアドレスの候補を決めるステップで、商標権侵害に該当していないかを、チェックしておくと安心です。
注意点3.数字・ハイフンの多用を避けたホームページアドレスか
意味のない数字・記号の使用は避け、ハイフンは多くても2つまでにしましょう。
ホームページアドレスに数字や記号が多い場合、入力に手間がかかってしまいます。
スマートフォンで、ホームページアドレスを入力する様子を想像してみてください。
英字とは違い、記号を入力するにはキーボードを切り替える必要があり、面倒に感じるのではないでしょうか。
数字は以下の例のように、アルファベットと間違えられる可能性があります。
- 1:l(小文字のエル)
- 9:q(小文字のキュー)
- 0:o(小文字のオー)
ホームページアドレスは、基本的にアルファベットで構成し、入力のしやすさに気を付けてください。
ホームページアドレス決定後、ホームページ作成はどうすべき?
ホームページの作成方法は、おもに以下3つの方法に分けられます。
- HTML・CSSなど、プログラミング言語を使用して作成する。完全オリジナルデザインが可能。
- プログラミングの知識が不要な、CMSを利用して作成する。
- 専門業者に依頼する。テンプレートデザインを用いた形式では20万円~が相場。
コスパに優れ、ある程度のオリジナリティも確保できるのはCMSを用いた方法です。
(CMSとは、ホームページを構成する画像・テキスト・デザイン・テンプレートなどを一括管理できるシステム)
詳しくは「WordPressでホームページができる?無料で作る方法を解説」をご覧ください。
当記事もCMSで作成されており、凝った構成にしなければ、初心者でも簡単にホームページを作成できます。
ホームページのアドレス&作成を学びたい方へ
今回は、以下3つのポイントをお伝えしました。
- ホームページには、アドレスとサーバーが必要
- ホームページアドレスは覚えやすい文字列にする
- 初めてのホームページ作成には、CMS利用がおすすめ
ホームページアドレスの決定は、ホームページ作成の入り口です。
ホームページで集客するには、デザインや作成後の定期的な更新も大切です。
Chapter Twoでは、Webデザインを約半年で学べるコースをご用意しております。
無料説明会も随時開催中です。
ホームページアドレスだけでなく、作成についても学びたいと感じた方は、ぜひ「Chapter Two」にお問い合わせください。