フリーランスのWebデザイナーを目指す方で、「単価相場の目安や価格設定がいくらか」と気になっている方も多いのではないでしょうかか？
本記事では、Webデザインの単価相場や価格設定をする時に気をつけることを解説します。
フリーランスWebデザイナーの単価の疑問や単価を上げていくための具体的な方法がわかるため、フリーランスの活動が早くなります。
ぜひ、参考にしてみてください。
フリーランスがWebデザイン案件を受けると単価相場はいくらになる？
フリーランスがWebデザイン案件を受けると、どのくらいの単価相場になるのでしょうか。
フリーランスの特徴や、クラウドソーシングサイトを参考に解説します。
Webデザイン、フリーランスの単価相場は「スキル」による
実は、フリーランスの単価相場は明確には決まっていません。
実装する機能や依頼する個人や企業の方によって大きく変わるケースがほとんどのためです。
たとえば、ひとつのWebサイト制作を請け負う場合、Webサイトの構築だけではなくスマホ対応のデザイン設計までできると単価は上がります。
単価の目安も企業によってまちまちなため、フリーランスに明確な単価相場がないです。
参考：クラウドソーシングサイトでのWebデザイン単価相場
クラウドソーシングサイトでWebデザイン案件の単価相場はどのくらいでしょうか。
今回は初心者から経験者まで人気のクラウドソーシングサイト「ランサーズ」でのWebデザイン案件の価格をみていきましょう。
参考として紹介するWebデザイン制作の案件は以下2つです。
- 1ページのランディングページ
- 複数枚あるWebサイト
ランディングページとは、企業や個人が商品やサービスを紹介するためのページです。
ランディングページの場合は、1件5〜10万円が単価相場になります。
コーディングのみだったり保守運用まで含まれたりすると単価は変わるでしょう。
複数枚あるWebページの単価相場は、10〜30万円になります。
企業が制作しているジャンルにも単価は影響します。
金融系や不動産系のようなお金に近いジャンルのWebページであると、予算が変わるため単価は高くなるでしょう。
オススメ！フリーランスがWebデザインの単価相場を決める時に意識する3つのこと
ここまでの解説を聞いて、これからフリーランスを目指す方は「単価相場はどのようにして決めるといいのか」と悩まれる方もいるのではないでしょうか。
そこで、フリーランスがWebデザインの単価相場を決める時に意識していることを3つ解説します。
- 比較的安価に設定する
- Webデザインの依頼を柔軟に対応する
- フリーランスは見積もりや提案を工夫する
- それぞれ具体的にみていきましょう。
単価相場の決め方1.比較的安価に設定する
フリーランスのWebデザイナーは制作会社よりも安価に設定するのがオススメです。
目安は、クラウドソーシングサイトで発注されている一番低い単価で設定するのがいいでしょう。
ランディングページであれば5万円、複数枚のWebページであれば10万円。
はじめは最安値で受注し、クライアントが納品物に満足したところで単価交渉をして価格を上げていくと、お互いに満足して価格を決められます。
また、価格表を用意しておくことで単価交渉もスムーズにいきます。
単価相場の決め方2.Webデザインの依頼を柔軟に対応する
Webデザインの案件に関わっていると、他の機能追加やWebサイトの保守運用をお願いされる場合があります。
その際になるべくいい返事ができると継続的に発注してもらえるだけでなく、高単価で発注してもらえます。
日頃からWebデザインのスキルを磨き、業務全体を巻き取れるように準備しておきましょう。
単価相場の決め方3.フリーランスは見積もりや提案を工夫する
フリーランスはクライアントに工夫した見積もりの提案ができると、単価相場を決めやすいでしょう。
価格表だけあっても、なぜその料金なのかがわからないと納得できないクライアントもいます。
そのため、価格表に「〇〇の理由で価格を上げています」のような補足説明を入れておくと、クライアントも料金に納得しやすいです。
価格表を用意した上で、簡単な説明を添えておきましょう。
単価UPにつながる！フリーランスが案件を受ける時の注意点3つ
フリーランスの案件の決め方を解説しました。
しかし、フリーランスが案件を受ける時には以下の3つの注意点があります。
- Webデザイン製作者のプロ意識を持つ
- フリーランスは自己管理を徹底する
- Webデザイン案件を受ける前に依頼の範囲を決めておく
それぞれ単価UPにもつながる内容のため、ぜひ参考にしてみてください。
注意点1.Webデザイン制作者のプロ意識を持つ
フリーランスのWebデザイナーは、案件を獲得した時からプロのWebデザイナーです。
はじめての案件でも、クライアントにとっては大事な仕事を依頼しているためです。
だからといって、いきなり取り組んだことのないような案件に応募するのではなく、小さな案件をこなして自信をつけてから少し手を伸ばせば届きそうな案件に応募するといいでしょう。
また、小さな案件でも100％の力を発揮していると、クライアントから信頼されて他の案件も依頼されることがあります。
自信や単価を高めるためにも、プロのWebデザイナーの自覚を持って制作に取り組んでいきましょう。
注意点2.フリーランスは自己管理を徹底する
フリーランスは、スケジュール管理を怠ってはいけません。
Webデザイン制作には納期があります。
納期が遅れてしまうと、信頼を失うだけでなく、クライアントにも迷惑をかけてしまいます。
余裕を持ったスケジュールにしたり常に確認できるようにしたりして管理を徹底しましょう。
また、身体面での自己管理も重要です。
フリーランスになると会社員時代とは違い、決まった時間に起きたり出勤したりする必要がなくなります。
すると一気に不摂生な生活を送り、体調を崩してしまう方も見受けられます。
体調を崩している期間、仕事ができず納期が過ぎてしまうことにもなりかねないため、自己管理には気をつけましょう。
自己管理を徹底し、余裕を持ったスケジュール調整ができれば、クライアントとも信頼関係が作れて単価交渉をしたときに受け入れられやすくなります。
注意点3.Webデザイン案件を受ける前に依頼の範囲を決めておく
Webデザイン案件を受ける前にどこまで依頼を受けるかも明確にしておきましょう。
Webデザイン制作といっても以下のように幅広いです。
- コーディング
- バナー・ロゴ制作
- テスト環境の構築
依頼内容をあいまいにしてしまうと、コーディングだけの依頼だったのが、「これもお願いします！」と他のデザイン制作を依頼されてしまいます。
依頼には柔軟に対応することも大事ですが、あなたの時間単価を上げられません。
価格表を用意した上で、今回の案件はどこまでを担当するのかをクライアントと事前に確認しておきましょう。
単価UPを目指せる！フリーランスWebデザイナーに求められるスキル3選
フリーランスWebデザイナーに明確な単価相場はないですが、スキルを高めることで単価UPを目指せます。
フリーランスのWebデザイナーが単価UPをする時にはある3つのスキルが求められます。
本章では、フリーランスWebデザイナーに必須なスキルからオススメのスキルまで解説。
ぜひ参考にしてみてください。
スキル1.Webデザインのコーディング【フリーランスには必須】
ひとつめは、Webデザインのコーディングスキルです。
HTMLやCSSといったWebサイト制作に欠かせないスキルは、フリーランスWebデザイナーにとって必須です。
Webサイトの構築ができるようになるため、平均10〜20万円稼げるようになり、人によっては生計を立てていけるでしょう。
さらに、Webデザインに動きを加えられる、jQueryやJavaScriptのコーディングスキルがあると単価は上がりやすいです。
習得するに時間はかかりますが、オススメのスキルです。
スキル2.グラフィックデザイン【Webデザイン案件が増える】
グラフィックデザインのスキルがあると、関われるWebデザインの案件が増えます。
バナー制作からロゴ制作・Webサイトのイラスト作成まで行えるため、色々な案件を受注できて収入が上がるでしょう。
それだけでなく、既存のクライアントからの仕事を巻き取れる場合もあります。
たとえば、コーディングだけの依頼だったのが、クライアントから「バナーやロゴ制作もしたい」と言われた時に、グラフィックデザインのスキルがあれば請け負えます。
そこで、単価交渉をしたり別料金をいただいたりすれば収入を増やしていけるでしょう。
スキル3.Webマーケティング【フリーランスにオススメ】
Webデザインのスキルだけでなく、マーケティングのスキルがあると、さらに単価は上がります。
クライアントは、制作したWebデザインに集客をしたいと考えています。
Webデザイナーが集客までの実績があれば、クライアントは他の人に依頼するよりも同じ人に頼みたいと思うでしょう。
クライアントの成果につなげなくてはいけないプレッシャーはありますが、Webマーケティングの知識やスキルがあると単価が大きくなるのは間違いありません。
単価相場を決めて適切価格でフリーランスの仕事をしよう！
フリーランスの単価相場や価格設定で意識するポイントは以下です。
フリーランスのWebデザイン案件には単価相場がない
フリーランスはスキルや実績・依頼するクライアントによって単価相場が変わる
単価相場を決める時はクライアント目線に立って価格表を作り準備しておく
フリーランスWebデザイナーの自覚を持つ
スキルUPに努めて単価を上げていく意識が大事
フリーランスは、実力や実績が収入に大きく影響します。
クライアントとのコミュニケーションを大切にしつつ、適正な価格で単価を提示できるようにスキルを磨いていきましょう。
Chapter Twoでは、あなたのデザインスキルUPをサポートするカリキュラムをご用意しております。
Webデザインを学び仕事にしたい方は、ぜひ無料相談希望とご連絡ください。
