WEBデザイン 2022.04.22(金)

Webデザイナーにコーディングは必要?求められる理由とレベルとは

Webデザイナーはコーディングスキルを身に着けたほうが有利です。

コーディングスキルがないよりも、あったほうがWebデザイナーとして、より幅広い仕事を受注できます。

しかし、Webデザイナーにはどのようなコーディングスキルが求められているのでしょうか。

Webデザイナーにコーディングスキルが求められる理由とともに、どのレベルのコーディングが求められているのかを解説します。

Webデザイナーにコーディングスキルが求められる理由とは?

Webデザイナーにコーディングスキルが求められている理由をひと言で説明すると「時代」です。

Webデザイナーに、現代社会に合わせた能力が求められた結果、コーディングスキルが必要とされています。

Webデザイナーにコーディングスキルが求められる具体的な理由を解説します。

コーディングが必要な理由1.ユーザビリティを向上させるWebデザインが必要

現代社会では、インターネットを見る環境は様々です。

パソコン・スマートフォン・タブレットなど、端末によって画面の大きさに違いがあります。

そこで求められているのが「レスポンシブデザイン」です。

レスポンシブデザインとは、多様なウィンドウ幅に合わせられるデザインのこと。

端末のウィンドウ幅に合わせられるデザインはユーザビリティのアップにつながり、より洗練されたデザインとなります。

コーディングが必要な理由2.Webデザイナーとエンジニアの連携がスムーズ

Webデザイナーにとって、コーディングに関わるシーンは少ないかもしれません。

実際にWebデザイナーとエンジニアが完全に分業している会社もあります。

しかし、Webデザイナーにコーディングスキルがあるかどうかでクオリティには大きな差が生じます。

例えば、デザインの内容をエンジニアに伝えたときに、構築が困難と言われた場合です。

エンジニアからは構築が困難な理由を教えてもらえるでしょう。

しかし、コーディングの知識がなければ、具体的な修正方法を見つけるまでに時間を要します。

対してWebデザイナーがコーディングスキルを身に着けているとどうでしょうか。

エンジニアとの連携性がアップして、よりスムーズかつハイクオリティな業務進行が可能です。

コーディングが必要な理由3.Webデザインの幅が広がる

コーディングスキルは、新たなデザインを考えたときに便利です。

コーディングの知識があれば、自分が考えたデザインが構築可能かどうかがわかります。

新たなデザインを考えたときに、毎回エンジニアに構築可能かどうかを尋ねる手間も減るでしょう。

コーディングスキルがあれば、構築可能な範囲を想定しつつ、より幅広いデザインを提案できます。

コーディングができるWebデザイナーは将来的に有利

Webの世界は日進月歩です。

よって、今後はより幅広いスキル・知識を身に着けているWebデザイナーが有利といえるのではないでしょうか。

実際に、海外ではコーディングができない場合、Webデザイナーとみなされないケースもあります。

Webデザイン業界で生き抜くためにも、コーディングスキルは身に着けておいて損はありません。

Webデザイナーに必要なコーディングスキルは2種類

Webデザイナーに必要なコーディングの知識は2種類。

HTMLとCSSです。

コーディングの詳細についてお伝えします。

コーディングスキル1.Webデザインの目印をつける「HTLM」

HTMLとは、文書内の各部分に目印をつけて、どんな要素が含まれているかを明確化するための言語です。

当記事にも含まれる画像・見出し・段落などの情報を関連付けてくれるのがHTMLです。

さらにはブラウザがページ内の要素を理解するのにも役立ち、ユーザーが見やすいように表示させるのも可能。

HTMLはWebデザインを行ううえで、基本となる言語として知られています。

コーディングスキル2.Webデザインのスタイリングを左右「CSS」

CSSとは、ウェブページの色・サイズ・レイアウトなどのデザインを指定するための言語です。

CSSはHTMLと組み合わせて使用され、HTMLがページ構造を、CSSが装飾を担当します。

CSSは表示形式のほか、出力形式・再生形式など、Webページをどのように出力するかの決め手です。

Webデザイナーとして、どのような装飾ができるのかがわかれば、デザインの幅も広がりやすくなります。

「コーディングを学ぶとWebデザインの質が下がる」のは本当?

コーディングを学ぼうとしてWebサイトを調べたときに、目にした経験がある方も多いのではないでしょうか。

そこで、本当にデザインの質が低下するのかについて検証します。

Webデザイナーとコーディングの業務内容から、本当はどうなのかを考えてみましょう。

Webデザイナーは柔軟性が求められる仕事

Webデザイナーは想像力が基本です。

実際に、具体的なデザインを伝えるクライアントはほとんどいないでしょう。

Webデザイナーには、クライアントが持つ抽象的なイメージをもとに、想像力をはたらかせる必要があります。

Webデザイナーは、枠組みにとらわれない柔軟性も同時に求められる仕事です。

コーディングは枠組みを考えるのが仕事

コーディングで主に使われるHTMLは枠組みを作るための言語です。

HTMLだけを考えると「コーディング=枠にとらわれる」と感じてしまいがちです。

しかし、実際にはデザインを担当するCSSという言語も組み合わせて使用します。

つまり、コーディングはHTMLとCSSをパズルのように組み合わせながら構築するのが仕事。

コーディングにもWebデザイナーと同じように、柔軟性が求められます。

「コーディング勉強=Webデザインの質が下がる」ではない

Webデザイナーとコーディングは、どちらも柔軟性が求められる仕事です。

ゆえに、デザインの質が低下するとは考えにくいといえます。

では、なぜ「コーディング勉強=Webデザインの質が下がる」といわれるのでしょうか。

理由は簡単。

コーディングの勉強に集中するあまり、Webデザインに割く時間が少なくなったためです。

Webデザイナーに求められているのはHTMLやCSSですが、さらに多くの言語を習得しようとすると、膨大な時間を必要とします。

結果的にWebデザイナーとしての時間が少なくなり、デザインの低質化につながります。

Webデザイナーの時間を確保するためにも、自分に合った方法でコーディングスキルを身につけましょう。

きっとデザインの低質化を招かず、スキルアップが可能です。

Webデザイナーがコーディングを身に付ける3つの方法

Webデザイナーがコーディングスキルを身に着ける主な方法は3つです。

どの方法が自分に合っているかを考えながらご覧ください。

きっと最短でコーディングスキルが身につく方法が見つかります。

方法1.レベル別にコーディングを学べる「書籍」

書籍の最大のメリットは、幅広いラインナップから自分のレベルに合った書籍を選べること。

以前はソースコードを入力しながら学べる書籍は少なかったものの、最近では実践形式の書籍も増えています。

パソコンのある環境下では実践形式の書籍を使い、電車での移動中は実践なしの書籍で復習すると効率的です。

ただし、書籍でのコーディング勉強は長続きしない場合がある点に注意が必要です。

自分がどの程度のレベルに達しているのかを、誰かに確認してもらえず、心が折れてしまうケースがあります。

書籍によるコーディング勉強は、コツコツと学ぶのが得意な方におすすめです。

方法2.コーディングの適正を確認するのに最適「アプリケーション」

近年では、コーディングを勉強できるアプリケーションが増えています。

アプリケーションでのコーディング勉強は、原則的に無料で学べるのが最大のメリット。

アプリケーションのデメリットは学べる範囲には限りがあり、一定以上の知識は有料サービスという点です。

アプリケーションによる勉強は、コーディング体験ができるサービス程度ととらえておきましょう。

しかし、アプリケーションは「とりあえずコーディング体験をしてみたい」という方にぴったりのサービスです。

方法3.着実にコーディングが身に付く「Webデザイナースクール」

Webデザイナースクールはコストがかかるものの、最も確実にコーディングを学べる方法です。

Webデザイナースクールの魅力は以下の3つ。

  1. Webデザインとコーディングを同時に学べる
  2. Webデザイナーに求められるコーディングのレベルを把握していてムダがない
  3. 自分の成長度合いをプロに確認・評価してもらえる

さらに、Webデザインスクールの中には、卒業後は仕事の紹介をしてもらえるケースもあります。

確実にスキルと知識を身に着け、Webデザイナーとして活躍したい方はWebデザインスクールを検討してみてください。

コーディングができるWebデザイナーを目指したい方へ

今回は、Webデザイナーにコーディングスキルが必要な理由と、どのような言語の知識が必要なのかについてお伝えしました。

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将来的にも長く活躍できるWebデザイナーを目指したい方は、ぜひお気軽に無料相談をご利用ください。

きっと無理なく、Webデザイナーとしての知識が身に付きます。

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