「ホームページの成果が、いつまでたっても出ない」と悩んでいませんか?
ホームページの成果が出ない原因は「ホームページでやってはいけないこと」をしているせいかも知れません。
ホームページの効果を実感するためにも、気になる方はぜひチェックしてみてください。
【設計】ホームページでやってはいけない3箇条
まずは、ホームページでやってはいけない、設計編です。
設計は、重要性が高く、失敗が多い場面ですので注意しましょう。
1.ホームページの役割を定めていない
ホームページは「誰に何を伝え、結果的にどんな行動を起こさせるのか」という役割が必要です。
ただ単に、おしゃれなホームページにしたい、というのは役割ではありません。
それは作成側の希望でしかないため、役割についてじっくりと考えましょう。
2.ホームページのペルソナを設定しない
ペルソナとは、サービスや商品の典型的な人物像のこと。
どんな人に情報を伝えるのか、という点を明確化しなければ、情報の統一性が失われます。
「Webデザインスキルはポートフォリオで魅せる!作り方と見本を紹介」でも解説している通り、ペルソナはできる限り具体化しましょう。
3.ホームページの目標数値がない
ホームページの公開により、問い合わせや資料請求をどれくらい増やしたいのか、を具体的な数値で表しましょう。
今月は2件、来月は5件、といったように段階的に数値化します。
それにより、ホームページの放置という、残念な結果を招く原因の排除が可能です。
【業者選び】ホームページでやってはいけない4箇条
近年では、ホームページ作成業者が豊富に存在します。
だからこそ、業者選びでつまずかないよう、注意が必要です。
1.解約条件を確認しない
ホームページには、常に良好な状態を保つために、運用・保守費用が必要です。
しかし中には、運用・保守の契約をしていてもサポートをしないうえ、途中解約もできない業者がいる点に注意。
契約書に目を通すのは、骨の折れる作業ですが、確実にチェックしましょう。
2.比較せずに決定する
ホームページには、コーポレートサイト・ECサイトなど、様々な種類があります。
業者が得意とする分野も様々で、そういった点を比較しなければ、満足を得られるホームページ作成は困難です。
どんなホームページ作成が得意なのか、どんなサポートが可能なのかなど、様々な視点から比較しましょう。
3.適正価格を知らずに契約する
ホームページの機能やデザインにもよりますが、コーポレートサイトの相場は20万円からが相場です。
詳しくは「ホームページ作成費用の目安を解説!ひと目でわかる相場早見表も」に掲載していますが、相場から大きくはずれている場合は要注意。
価格が低すぎる・高すぎるのには、必ず理由があります。
なぜその価格なのかをチェックし、適正価格で依頼しましょう。
4.CMS特化の業者を選ぶ
CMSは便利ですが、デザインやサイト構造の変更に制約がある場合に注意が必要です。
独自ドメインが使用できないケースもあり、集客向けホームページを作成する場合は、どの程度の制約があるのかを確認しましょう。
代表的なCMSの、WordPressについては「WordPressでホームページができる?無料で作る方法を解説」をご覧ください。
【ツール選び】ホームページでやってはいけない4箇条
近年では、無料ホームページ作成サービスが充実しており、企業が利用するケースも増えています。
しかし、無料ツールには思わぬ落とし穴がある点に注意が必要です。
特に注意が必要な、4つのポイントを解説します。
1.目的に沿わないツールを選ぶ
コストばかりに気を取られてはいけません。
無料ホームページ作成サービスには、得手不得手があります。
無料ホームページ作成サービスを利用する際は、複数サービスを比較し、ホームページの目的に合ったサービスを選びましょう。
2.無料ドメインを使う
ビジネスシーンでは、独自ドメインの取得が必須です。
なぜなら、無料ドメインには、他社の名前が含まれているためです。
ドメインの詳細については「ホームページとは?基礎や種類の違いを初心者にわかりやすく解説」を参考になさってください。
3.広告を表示する
ユーザーが広告をクリックすると、外部サイトへ離脱してしまいます。
より効果的にホームページで集客するためには、外部サイトへの離脱は避けるべきです。
無料ホームページ作成サービスを利用する場合は、広告が表示されるのか、広告を非表示にする方法があるかをチェックしておきましょう。
4.ランニングコストを考慮しない
ECサイトを立ち上げる場合、月額利用料・システム利用料・決済手数料などが発生します。
そういったコストは利益にも直結するため、注意が必要です。
無料ホームページ作成サービスは、作成は無料ですが、完全無料ではない点に注意しましょう。
【構築】ホームページでやってはいけない7箇条
ホームページの構築を間違えると、検索エンジンで上位表示されない可能性があります。
検索エンジンで表示されなければ、ホームページは役割を果たせません。
制作会社からの成果物を、チェックする際にご活用ください。
1.無料サーバーを使う
無料サーバーは、サポートが受けられないのが最大の弱点です。
そのため、ほとんどの制作会社は、無料レンタルサーバー利用をおすすめしません。
無料レンタルサーバーを推奨する制作会社には気を付けましょう。
2.URLが複数ある
URLが正規化されなければ、1つのコンテンツに対して、複数のURLが存在する場合があります。
URLが複数あれば、コンテンツの評価が分散され、検索エンジンの上位表示が困難に。
制作会社にホームページ作成を依頼する場合「URL正規化ができているか」の確認を忘れないようにしましょう。
3.SSL非対応
SSLとは、ホームページのデータを暗号化して送受信する仕組みです。
SSL設定により、ホームページの安全性を確立できるため、全ページを対応させる必要があります。
作成したホームページが、常時SSLに対応できるかを確認しましょう。
4.パンくずリスト非設置
パンくずリストとは、ユーザーがホームページ内の、どのページを見ているかの現在地を教えてくれる仕組みです。
パンくずリストは、UI/UXデザインに必須の機能であり、多くの企業が採用しています。
UI/UXデザインについては「Webデザイナーにプログラミングが必要な理由とは?勉強方法も解説」に掲載しています。
5.ページ表示速度が遅い
ホームページは、3秒以内に表示されるのが理想です。
ページ表示速度が遅くなるほどに、ユーザーの離脱率が高まります。
Googleの公式サービス「PageSpeed Insights」を使ってチェックしましょう。
画像引用:PageSpeed Insights
6.レスポンシブ非対応
レスポンシブとは、パソコン・スマートフォンなど、ホームページを閲覧する媒体ごとに最適化する機能です。
近年では、パソコン以外の媒体で、ホームページを閲覧するケースが増加。
ユーザビリティを考慮したホームページには、レスポンシブ対応が必須です。
7.セキュリティ対策をしない
WordPressを使用して、ホームページを作成する場合、必ずセキュリティ系プラグインを活用しましょう。
ホームページの乗っ取り・ウイルス感染などを予防するためです。
自社のホームページを悪用されないために、セキュリティ対策は必須です。
【デザイン】ホームページでやってはいけない4箇条
おしゃれなホームページを作成する際に、気を付けるべきポイントを解説します。
デザインに気を取られ、見落とさないよう、お気を付けください。
1.トンマナを統一しない
トンマナ(トーン&マナー)がバラバラでは、ユーザーの混乱を招きます。
デザインや文章のトンマナを統一し、見やすいホームページ作成を心がけましょう。
2.アニメーションの多用
アニメーションは、ユーザーの飽きを予防できる反面、目線分散の原因になります。
アニメーションの多用は避け、ユーザーの目線をメインコンテンツに向けるほうが効果的です。
3.Flashの使用
Adobe Flashは、公式サイトに掲載されている通り、サポートが終了しています。
モバイル端末では表示されず、セキュリティも脆弱になるため、Flashの使用はやめましょう。
4.文字サイズが不適切
デザインに気を取られて、文字が見えにくくなっていないでしょうか。
余白を活用したデザインはおしゃれですが、見やすさ・読みやすさのチェックが必要です。
【コンテンツ】ホームページでやってはいけない5箇条
ホームページに、不適切なコンテンツを掲載すると、思わぬトラブルを招きます。
トラブル防止のために、必ずチェックしましょう。
1.不適切な画像使用
使用している画像が、著作権フリーかどうかを確認しましょう。
著作権フリーでない画像を使用した場合、訴訟トラブルの原因になりかねません。
2.コピペした文章を使用
引用以外のコピペは、著作権の侵害にあたります。
作成したコンテンツは「Copy Content Detector」でチェックし、コピペかどうかを確認するのがおすすめです。
3.過大サイズの画像使用
画像サイズが大きすぎると、表示速度の低下を招くことも。
構築編の「ページ表示速度が遅い」に記載した通り、表示速度は、ユーザーの離脱率に影響します。
画像は、100kBを目安に選びましょう。
4.文章のみを記載
文章だけが羅列したホームページは、敬遠されがちです。
見出し・画像・文字装飾を活用し、読みやすいコンテンツにすべきでしょう。
5.根拠のない情報を掲載
信頼性のない情報は、ユーザーに大きな損失を与えます。
情報の真偽は、必ず確認してから掲載すべきです。
【SEO】ホームページでやってはいけない5箇条
検索エンジンの上位表示には、SEOが欠かせません。
だからこそ注意点をチェックして、よりよいホームページを目指しましょう。
1.間違えた被リンク設置
Googleによると、有料リンクは掲載順位に悪影響を及ぼす可能性があります。
被リンクは、Googleの検索セントラルを確認しながら行うべきです。
画像引用:Google検索セントラル
2.キーワードを隠しテキストにする
対象キーワードを、多く含むコンテンツにするため、隠しテキストを埋め込む手法は無意味です。
詳しくは、Googleの「隠しテキストと隠しリンク」をご覧ください。
3.キーワードの不自然な使用
コンテンツ内に、キーワードを無理に詰め込んでも意味がありません。
検索エンジンから、ペナルティを受ける可能性もあるため、絶対に避けるべきでしょう。
4.meta keywordの利用
Googleの「Google がサポートしているメタタグ」によると、meta keywordは現在サポートされていません。
meta keywordにキーワードを詰め込むと、使用したキーワードを、競合に知られる可能性もあるため控えましょう。
5.ホームページの構造が複雑
ホームページは階層化するのが一般的です。
しかし複雑すぎては、ユーザーの離脱を促進してしまいます。
コンテンツは、トップページから3クリック以内で到達できるよう、整理しておくべきです。
ホームページのやってはいけないことが気になる方へ
今回は、32のホームページのやってはいけないことを解説しました。
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