WEBデザイン 2022.05.30(月)

Webデザイン未経験向け!センスあるポートフォリオの作り方とは

Webデザイン未経験者でも、ポートフォリオのデザインセンスがあれば、仕事獲得のチャンスにつながります。

理由は、ポートフォリオはひと目で経験やスキルを確認できるため。

しかし、クライアントの目にとまるようなポートフォリオはどのようにして作成するのでしょうか?

今回は、未経験者向けのポートフォリオの作り方を紹介します。

【基礎知識】ポートフォリオとは?

 ポートフォリオという言葉を調べると、様々な意味を持っていますが、Webデザインでは「スキル・実績を示すもの」という意味が用いられます。

最近ではポートフォリオ作成用のサービスも増えており、Webデザイン未経験でも、おしゃれなポートフォリオを作成可能。

自分のスキルを活かしたポートフォリオを作成して、ライバルに差をつけてみてください。

きっと想像していたWebデザイナー生活に、一歩近づけます。

Webデザインのポートフォリオは紙とWebどちらがおすすめ?

 ポートフォリオといっても、紙面・Webサイト・PDFなど、様々な形式を求められます。

Webデザイナーは、どのポートフォリオを作成すべきなのでしょうか。

Webデザイナーには、紙とWebのどちらが必要かを解説します。

紙のポートフォリオは細部にこだわるWebデザイン向け

 紙のポートフォリオは、大きな紙にデザインすると、パソコン・スマートフォン以上の迫力や細部の表現を伝えられます。

ポートフォリオに掲載する情報は自分で選べるため、見せる相手によって、自由に調整可能です。

いっぽうで、紙のポートフォリオには、印刷の手間・インク代・持ち運びが大変などのデメリットも。

全体的なレイアウトをデザインするDTPデザイナーや、グラフィックを作りこむグラフィックデザイナー向けのポートフォリオです。

紙のポートフォリオは、細部までこだわり抜いて作成しましょう。

WebのポートフォリオはWebデザイナーに必須

Webのポートフォリオは、手軽さが最大の魅力です。

URLだけで相手に提示でき、SNSを使用した自己アピールも可能。

さらに印刷の手間がなく、いつでもどこでも簡単にポートフォリオを見ることができます。

Webのポートフォリオのデメリットは、サイト維持費や更新の手間はかかる点です。

しかし、Webのポートフォリオは、Web上のデザインを手掛ける方には必須といえます。

特に、ユーザーの使いやすさや見やすさを考慮した「UI/UXデザイン」をしたい方は、ポートフォリオサイトの質が評価に直結しやすいでしょう。

Webデザインのポートフォリオは使い分ける

Webデザインには、Webと紙、どちらのポートフォリオも必要です。

Webのポートフォリオをメインとして、求められた場合のみ、紙のポートフォリオを準備するのがおすすめ。

最近では、面接前にPDFデータを送り、面接時に紙のポートフォリオを求める企業もあります。

面接時の条件に合わせて、必要なポートフォリオを準備しましょう。

Webデザインの未経験でもできるポートフォリオの作り方

「ポートフォリオはどこから手を付けていいかわからない」と頭を抱える必要は、もうありません。

未経験でもできるWebデザインのポートフォリオ作成法を紹介します。

Webデザインポートフォリオの作り方1.企業のテイストにあう作品を準備

まずは、自分の持つスキルと、企業が求める人物像・スキルを見比べてみましょう。

企業が、どんな人物像・スキルを求めているかは、採用ページや制作実績ページから分析できます。

次に、企業のテイストにあう作品準備にとりかかります。

すでに実績があれば、実績を整理して、どうアピールするかを検討しましょう。

実績がなければ、架空の条件を設定して、Webサイトをデザインすることがポイントです。

Webデザインポートフォリオの作り方2.コンテンツ全体の流れを策定

コンテンツ全体の流れ、つまり、ワイヤーフレーム作成をします。

自分のアピールポイントやスキルを効果的に伝えるために、デザイン配置を考えましょう。

まずは手書きで大まかなデザインを行い、自分のイメージを具現化させます。

応募する企業をターゲットとして、複数パターンのワイヤーフレームを作成。

イメージが固まったところで、ワイヤーフレームの作成開始です。

Webデザインポートフォリオの作り方3.参考元を見ながら改善を繰り返す

Webデザイン未経験の方は、無理にオリジナルデザインを作成せず、参考元をベースに考えましょう。

「まねび」という言葉があるように、学びにつなげるために、真似をするのも大切です。

参考元を真似しながら、徐々に自分の知識やスキルとして吸収します。

ある程度の知識とスキルが備わったところで、他者の評価をもとにしたポートフォリオ修正を加えます。

特に、企業の面接官が指摘したポイントは大切です。

面接官の指摘ポイント修正を繰り返すと、転職に強いオリジナルポートフォリオの完成に近づきます。

Webデザイン向けポートフォリオ作成サービス3選

ポートフォリオを自力で作成できる自信がなく、ポートフォリオ作成に踏み切れない方もいるでしょう。

そこで活躍するのが、ポートフォリオ作成サービスです。

今回は、Webデザイン向けのポートフォリオ作成サービスを3つ紹介します。

Webデザインポートフォリオ作成サービス1.portfoliobox

参考元:portfoliobox

シンプルかつスマートなデザインが特徴のサービスです。

会員登録が必要ですが、無料で30画像を使用可能で、10ページまでのポートフォリオを作成できます。

ポートフォリオ作成プラットフォームには、使い勝手のいいテンプレートが多数。

全テンプレートはレスポンシブデザインに対応している点もポイントです。

パソコンやスマートフォンなど、閲覧するデバイスの種類に関わらず、常にベストなデザインを維持できます。

Webデザインポートフォリオ作成サービス2.foriio

参考元:foriio

習得に時間がかかるコードの知識は一切不要、ドラッグ&ドロップだけでポートフォリオを作成できます。

操作がしやすいですが、上記サービスに向いているのは、Webデザイン未経験者だけではありません。

HTMLやCSSを追加できるエディター機能が搭載されており、自在なカスタマイズも可能です。

ポートフォリオ作成のほか、学んだプログラミング言語を練習する場としても活用できます。

Webデザインポートフォリオ作成サービス3.note

参考元:note

noteは、もともとはテキスト系のコンテンツが主流でしたが、最近ではWebデザインの裏側を語る場としても有名です。

コンテンツ内で自分の作品を解説すると、そのままポートフォリオとして活用できます。

noteはGoogleに「信頼に値する」と評価されており、検索したときの上位表示されやすさが魅力です。

しかし、カスタマイズの幅がせまく、オリジナリティに欠けるのがネック。

ブログのように情報を発信しながら、自分のWebデザインを見てもらう場として活用するのがおすすめです。

Webデザインのポートフォリオ作成時の注意点

Webデザインのポートフォリオを作成するときの注意点は以下の3つです。

頑張って作成したポートフォリオを、Webデザインに活かすためにも必ずチェックしましょう。

注意点1.Webデザインのポートフォリオは著作権をチェック

自分が作成したWebデザインだったとしても、著作権が自分にあるかどうかは別の話です。

例えば、Aという企業で働いていたときのWebデザイン。

社員が作成したWebデザインは、著作権を会社が保持しています。

そのため、ポートフォリオに掲載する前に、許可を得ている必要があります。

特に、Webのポートフォリオに掲載する情報は、以下の3点に注意です。

  1. 公開前の情報は掲載しない
  2. ボツになった作品は公開しない
  3. 出典・引用元を明らかにする

著作権の侵害は、訴訟トラブルになる可能性もあるため、掲載の許可は確実にもらいましょう。

注意点2.Webデザインのポートフォリオによる情報漏えい対策を

Webデザインの中には、企業の社外秘情報が含まれるケースがあります。

自分が関わったプロジェクト作品を、ポートフォリオに掲載する際は、情報漏えいにならないよう注意しましょう。

企業のプロジェクトは、秘密保持契約(NDA)を締結したうえで進行されます。

NDAに違反すると、違約金・損害賠償・差止請求などが行われる場合も。

Webのポートフォリオサイトには、ユーザー名とパスワードがなければ閲覧できないベーシック認証をつけるのがおすすめです。

自分が認めたユーザーのみが閲覧可能になり、情報漏えい防止に効果を発揮します。

注意点3.Webデザインのポートフォリオ活用法を身に付ける

ポートフォリオは作って終わりではありません。

新たな実績はポートフォリオに掲載すべきですし、見てもらいたい作品が変わる場合もあるでしょう。

もしかしたら、ポートフォリオと作品のデザインがあわず、デザインを見直さなければいけない場合があるかもしれません。

苦労して作成したポートフォリオだからこそ、更新を続けてWebデザインの仕事に活用できるようにしましょう。

同時に、ポートフォリオの内容を、わかりやすく説明するスキルを身に付ける必要があります。

様々な人と、スムーズに連携しながらデザインできるよう、コミュニケーションスキルを磨いておいて損はありません。

目につくWebデザインのポートフォリオを作成したい方へ

今回は、以下4つのポイントをお伝えしました。

  1. ポートフォリオは紙とWeb、両方必要
  2. Webデザイン未経験でもポートフォリオを作成できる
  3. ポートフォリオは作成サービスを利用するのがおすすめ
  4. ポートフォリオは注意点を守ってトラブルを防止&活用すべき

クリエイター人材育成スクール「Chapter Two」では、プログラミングを必要としないノーコードでのポートフォリオ作成をレッスン致します。

ノーコードを使いこなすスキルは、企業からの高い評価が得やすくなるのがメリットです。

無料セミナー・無料相談など、随時受け付けておりますので、お気軽にお声がけください。

Related Article
関連記事