WEBデザイン 2022.03.26(土)

Webデザイナーやめとけ!の真実とは?成功の秘訣も紹介

「Webデザイナーやめとけ」という言葉は、本気でWebデザイナーを目指す方には当てはまりません。

確かにWebデザイナーにとってマイナスとなる背景もあります。

しかし、Webデザイナーはスキルを身に付けると将来が十分にある職業です。

今回は、なぜ「Webデザイナーやめとけ」と言われるのかについてお伝えします。

Webデザイナーとして成功するためのポイントもあわせてご参考ください。

「Webデザイナーやめとけ!」と言われる3つの背景とは?

インターネットやスマートフォンの普及によって、Webメディアの構成に携わるWebデザイナーの需要も高い状態です。

しかし、なぜ「Webデザイナーやめとけ」と言われるのでしょうか。

3つの背景を紹介します。

背景1.Webデザイナーが増え、多売薄利になった

同じサービスを提供する企業が増えると、価格競争が発生します。

インターネット利用者の増加にともない、Webデザイナーの需要も増えましたが、価格競争により多売薄利の時代に。

特にWeb制作会社は激しい価格競争を繰り広げています。

業務量が多いうえに安月給では、Webデザイナーはやめとけと言われても仕方ありません。

背景2.Webデザイナーは残業時間が長い

Webデザイナーは、クライアントのイメージに合うまで修正を繰り返すため、残業は長くなりがちです。

中でも中小企業のWebデザイナーは残業が多い傾向にあります。

さらにクライアントからの急なデザイン変更や、無理な納期の仕事があるなど、ストレスを抱えやすい環境です。

背景3.Webデザイナーの将来性に不安がある

WebデザイナーのキャリアパスはWebディレクターのみ。

Webディレクターはプロジェクトの中核となる存在ですが、クライアントのプレッシャーや納期に追われるストレスフルな仕事です。

将来性に不安を感じるのも無理はありません。

本当にやめるべき?Webデザイナーのメリットは?

前述した通り、Webデザイナーにはつらい一面があります。

しかし、だからといってWebデザイナーは本当にやめるべきなのでしょうか。

Webデザイナーのメリットを見ながら考えてみてください。

Webデザイナーのメリット1.手に職をつけられる

Webデザイナーの知識と技術があれば、リストラに戦々恐々とする心配がありません。

ネット上で仕事を受発注できるクラウドソーシングサービスも普及しており、Webデザイナーとしての実績があればフリーランスでも働けます。

終身雇用が困難になっている現代において、Webデザイナーの職を持っているのは将来的に有利です。

会社が急に倒産しても、すぐに自立できる柔軟性の高さは、これからの時代で重宝されます。

Webデザイナーのメリット2.大手企業に入社するチャンスがある

Webデザイナーの就職先のほとんどは中小企業ですが、経験を積めば大手企業やベンチャー企業への入社も可能です。

価格競争で単価を下げるしかない中小企業では年収をアップするのは難しいのが現状です。

対して、大手企業やWebサービス事業を行うベンチャー企業は単価ではなく、質の良さをアピールしている企業が多く年収アップを目指せます。

普段からの仕事に加えて、スキルを身に付けるための勉強をするのは大変です。

しかし、スキルは自由な時間を割いてでも手に入れる価値があります。

Webデザイナーのメリット3.低コストで独立可能

Webデザイナーはパソコン・インターネット環境・デザインソフトのみです。

オフィスは自宅に構え、パソコンやソフトを購入とするならば、独立資金は50万円ほどでおつりがきます。

独立にはWeb制作の流れを理解したうえで、ディレクション経験を積むと有利です。

下積み期間のめやすは10年間と長いため、就職先は厳選しましょう。

【必見】Webデザイナーが就職先を探す際のポイント

Webデザインの仕事をフリーランスで受注するためには、1度は就職して経験とノウハウを身に付けるべきです。

しかし、就職先を間違えて心身ともにボロボロになっては元も子もありません。

そこでWebデザイナーが就職先を選ぶ際のポイントを紹介します。

ポイント1.Web制作会社の制作費をチェック

制作費が安い場合、しわ寄せはWebデザイナーの給与にも影響します。

HPを制作する際に10~20万円程度と低価格で引き受ける会社は要注意。

安さ以外では勝負ができない、という何よりの証拠であり、社員への給与が低いケースがほとんどです。

さらに、Webデザイナーとしてのスキルアップの場としては期待できないでしょう。

就職先に目星をつけたあとは、企業のホームページのチェックを忘れないでください。

ホームページに、格安・激安・Web制作20万円などと表記されている会社は避けるのが無難です。

ポイント2.Webデザイナーとして自分の将来を見据えて探す

Web制作系の企業の中には、結婚や出産を機に働きにくくなったというケースがあります。

最近では男性が育児休暇を取得する例も増えていますが、家庭との両立が難しい企業がいまだ存在しているためです。

見分けるには、家庭と両立できているWebデザイナーがいるかどうかを見るしかありません。

面接前に見学ができるかどうかを企業に確認し、できるだけ見学させてもらうようにしましょう。

ポイント3.Webデザイン以外の自社事業があると有利

Webデザイン事業のみを運営する企業は、特化しているぶん、スキルアップには有利です。

しかし、給与の面を考慮するとWebデザイン以外の事業も運営している企業のほうが有利。

なぜなら、Webデザイン以外に利益を上げている事業があれば、会社の運営が安定しやすく給与が上がりやすいためです。

将来的にフリーランスにはならず、会社勤めで収入を得たい方は公式ホームページの運営情報をチェックしましょう。

今後も必要とされるWebデザイナーに求められるスキルとは?

クライアントや会社に必要とされるWebデザイナーにはどんなスキルが必要なのでしょうか。

今後必要とされるWebデザイナーのスキルを5つ紹介します。

フリーランスとしての活動にも有効なスキルですので参考にしてみてください。

Webデザイナースキル1.ユーザー目線スキル「UI/UXデザイン」

UI/UXデザインは既に必須となったスキルといっても過言ではありません。

UI/UXデザインは、ユーザーの使い勝手の良さや目に留まりやすさなどを重視したデザインの方法で、重要視する企業も増えているためです。

今後は、ユーザーにとってより有益なメディアが必要になると予測されますので、Webデザイナーとして覚えておいて損はありません。

Webデザイナースキル2.ワンストップサービスに必要「マーケティングスキル」

クライアントからWebデザインの仕事を受注した際、マーケティングスキルがあれば重宝される存在になれます。

なぜなら、クライアントはリサーチとWebデザインを別々に発注する手間がなくなるためです。

複数の仕事を1ヶ所で提供する体制をワンストップといいますが、管理のしやすさと低コスト化を実現できるため人気があるサービスです。

流行りのデザインに敏感なWebデザイナーだからこそのリサーチは、大きな強みとなります。

Webデザイナースキル3.チームの仕事で役立つ「ディレクションスキル」

ディレクションスキルを身に付けるメリットは、チームで進めるような大きな仕事が受注できる点です。

ディレクションとはプロジェクト全体を俯瞰的に見て、プロジェクトをスムーズに進行させるための時間や人材を管理する仕事。

ディレクションスキルがあれば、フリーランスで大きな仕事に関われるほか、会社内でのキャリアアップにもつながります。

Webデザイナースキル4.スムーズな連携に効果を発揮「コーディングスキル」

Webデザイナーがコーディングスキルを身に付けると、エンジニアとの連携がスムーズになります。

コーディングの知識により、思い描いたUIの実現は可能なのか、どれだけの工数が必要なのかがわかるため業務効率がアップ。

自分のイメージしたデザインを実現しながら、残業を減らすのも可能です。

Webデザイナースキル5.円滑な業務に必須「コミュニケーションスキル」

Webデザイナーにとって必要不可欠なのがコミュニケーションスキルです。

クライアントのイメージを具現化するための「聞く力」に加え、納期・価格・作業範囲の交渉には「話す力」が必要なためです。

クライアントの抽象的なイメージを的確に汲み取れば、修正にかかる時間を減らせて受注できる仕事の量を増やせます。

コミュニケーションスキルは、ライター・エンジニアなどの関係者との円滑なコミュニケーションにも役立ちます。

「本気でWebデザイナーを目指したい」という方へ

今回お伝えしたポイントは以下の4つです。

  • 「Webデザイナーやめとけ」と言われる理由
  • Webデザイナーを目指すメリット
  • 就職先を探すときのポイント
  • 必要とされるWebデザイナーに求められるスキル

クリエイター人材育成スクールの「Chapter Two」では、副業やフリーランスで自立できるWebデザイナー育成が可能です。

クリエイターとして人生の第2章を歩みたいとお考えの方は、お気軽にお問い合わせください。

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