ホームページの作り方は、機能・デザインなど、求める内容によって選ぶべき方法が違います。
しかし、初心者にとっては、作り方を選ぶのは難しいのではないでしょうか。
そこで今回は、簡単なホームページの作り方を解説します。
独自性あるデザインにする方法も、あわせて参考になさってください。
ホームページ作りには「サーバー」と「ドメイン」が必要
ホームページは、サーバーとドメインがなければ存在できません。
サーバーとドメインについて解説します。
まずは基礎を学んで、ホームページ作りにいかしましょう。
ホームページの基礎知識
サーバーはホームページのデータ置場
サーバーとは、利用者のリクエストに応じたデータを提供できるデータ保管システムです。
いくつか種類がありますが、インターネットには「Webサーバー」が使用されています。
インターネットに接続できる機器は、スマートフォン・パソコンなど様々。
使うデバイスに関わらず、ホームページを見るためには、サーバーを経由しなければいけません。
そのため、サーバーはホームページ作りに必須です。
ドメインはホームページの住所
ホームページには、ファイルの位置や情報を示す「URL」が存在しています。
そして、URLの「https://」をのぞいた部分がドメインです。
ホームページを作成しても、どこにあるかがわからなければ、表示のしようがありません。
おいしそうなスイーツを見つけても、お店が見つからなければ購入できないのと同じです。
そのため、ドメインはホームページ作りに欠かせないものです。
ホームページ作りに必須、サーバー・ドメインの入手法とは?
サーバーやドメインは、インターネット上で入手できます。
それぞれを詳しく解説するため、ホームページ作りの際にお役立てください。
サーバー・ドメインの取得方法
サーバーはレンタルするのが一般的
サーバーは、メンテナンスの心配がない、レンタルサーバーを利用するのが一般的です。
レンタルサーバーには無料と有料があり、それぞれの特徴は表の通り。
無料レンタルサーバー | 有料レンタルサーバー | |
表示速度 | 状況により遅延が生じる場合がある | 高速 |
機能 | 制限あり | 豊富 |
容量 | 少ない | 多い |
サポートサービス | ほぼなし | 充実 |
本格的なホームページを作るには、有料レンタルサーバーがおすすめです。
無料レンタルサーバーを利用する場合は、全体的な性能に劣り、サービスが終了を迎える可能性もあります。
その点、有料レンタルサーバーは安心です。
サービスが充実していて、サービスが終了するリスクがほとんどありません。
さらに、多くの画像や動画をアップロードでき、表示速度の遅さでストレスを抱える心配もないでしょう。
ドメインは専門の会社で取得できる
ドメインには、独自ドメインと、サービスが提供するドメインの2種類があります。
それぞれの特徴・メリット・デメリットは、以下の表をご覧ください。
特徴 | メリット | デメリット | |
独自ドメイン | ドメインの所有権が自分になる。ドメインを好きな文字列にできる。 | 覚えやすいドメインに設定でき、高い信頼性を確保可能。 | 取得後はランニングコストが発生する。 |
サービスが提供するドメイン | ドメインの所有権はサービス提供者になる。サービスの独自ドメインが含まれており、サブドメインの部分のみを自由にできる。 | 格安、もしくは無料でドメインを取得可能。 | 他者のドメインを間借りしている状態となり、信頼性獲得に期待できない。サービスが終了すると、ドメインも消滅してしまう。 |
独自ドメインは「.com .jp」などの種類や、会社によって異なるものの、年間数百円ほどから取得できます。
ランニングコストを考慮しても、独自ドメインのほうがメリットを得やすいでしょう。
ホームページの作り方5選
ホームページの作り方は以下の5つです。
それぞれの方法を、詳しく解説します。
ホームページの作り方1.サイト制作業者に依頼
サイト制作業者のメリットは、高クオリティのホームページ作成が可能なこと。
専門的な知識が不要で、手軽にホームページを作成できます。
いっぽうで、サイト制作業者への依頼に必要なコストは20万円から、と高額なのがデメリットです。
よりよい業者選びのために、複数業者を比較する手間も必要でしょう。
サイト制作業者は、企業のホームページを作りたい方向けの方法です。
より詳しいホームページ作成費用の目安は「ホームページ作成費用の目安を解説!ひと目でわかる相場早見表も」をご覧ください。
ホームページの作り方2.有料サービス・ソフトを使う
有料サービス・ソフトの使用は、サイト制作業者に依頼するよりも低コストです。
ただし、使い慣れるまでに時間が必要ですし、専門知識を要する場面もあります。
クオリティの高いホームページはできるものの、完成するまでは大変でしょう。
有料サービス・ソフトの使用は、Webデザイナーを目指したい方や、スキルアップに挑戦したい方向けの方法です。
ホームページの作り方3.無料サービス・ソフトを使う
無料サービス・ソフトを使用するメリットは、お金がかからないこと。
しかし、無料サービス・ソフトは、専門知識を要するうえに機能が制限されがちなのがネックです。
さらに、サービスの終了に伴って、せっかく作ったホームページが消滅する可能性もあります。
ホームページ作りを体験してみたい、という方にぴったりの方法です。
ホームページの作り方4.CMSを使う
CMS(Contents Management System)とは、知識がなくてもホームページを作れるシステムです。
好みのデザインのテンプレートを選び、テキスト入力・画像挿入をするだけで、簡単にホームページが完成します。
CMSはいくつかありますが、特に有名なのがWordPressです。
世界的に利用されているシステムで、当記事もWrodPressを使用しています。
CMS、特にWordPressによるホームページ作りは、初心者におすすめの方法です。
ホームページの作り方5.HTML・CSSで自作
HTMLやCSSは、ホームページの構築に使用されるプログラミング言語です。
完全オリジナルのホームページを作成でき、カスタマイズも自由自在なのが特徴。
ただし、使いこなすためには高い専門知識が必要で、初心者には難しいでしょう。
HTMLとCSSを学びたい方は「【比較表あり】Webデザインスクールベスト10!特徴や料金・身に付くスキルまで解説」をご覧ください。
【結論】ホームページの作り方でおすすめなのはWordPress
ホームページ作りに期限がある場合は専門業者に頼むといいですし、低コストにこだわる場合は無料ソフトを使うのがいいでしょう。
しかし、コスト・機能・デザインのバランスがいいのはWordPressです。
WorPressは「コストはかけたくないが、おしゃれなホームページが欲しい」という望みを叶えてくれます。
次章からは、より詳しくWordPressの魅力を紹介します。
WordPressがホームページの作り方にあう3つの理由とは?
WordPressが、ホームページ作りにおすすめな理由は下記の3つです。
さっそく詳しく見ていきましょう。
理由1.おしゃれなホームページを作れる
WordPressは、デザインのテンプレートを「テーマ」と呼び、公式テーマが8,000種類以上あります。
WordPressには、無料のテーマが豊富にあるのが大きな魅力です。
写真を多用したデザインにしたり、ビジネス調のクールなデザインにしたり、自由自在に変えられます。
気に入ったテーマは、ダウンロード後に管理画面で変更可能。
初心者でも、簡単に操作できます。
理由2.ホームページ作成で困ってもネット上で解決可能
WordPressは世界中で使用されており、インターネットを検索すれば、たくさんの情報を得られます。
例えば、画像挿入ができないとき。
「WordPress 画像挿入できない」と検索すると、解決策を掲載したサイトがすぐに見つかります。
WordPressのサポートはありませんが、インターネットで解決可能です。
理由3.ホームページ向けの拡張機能が豊富
WordPressには「プラグイン」と呼ばれる、拡張機能が豊富にあります。
お問い合わせフォーム・SNSのシェアボタン設置など、必要に応じてホームページを拡張可能。
WordPressは、カスタマイズ性と自由度の高さも魅力です。
ホームページの作り方を実行する前に、2つの注意点
ホームページは、ただ作ればいいというものではありません。
誰も見てくれない・デザインに納得できないなど、残念な結果にならないための注意点を解説します。
注意点1.ホームページは「作って終わり」ではない
ホームページ作成後は定期的な更新が必要です。
更新されないホームページは、検索エンジンからの信頼性が落ち込み、検索しても表示されなくなるおそれがあります。
ホームページの更新頻度は毎日が望ましいですが、新製品を発表するタイミングや、ニュースがあるときだけでも構いません。
更新を続けて、検索エンジンの信頼を損なわないようにしましょう。
注意点2.デザイン性の高いホームページには専門知識が必要
ホームページの構築にWordPressを使っても、より高いデザイン性を求める場合、コーディングの知識・スキルが必要です。
コーディングとは、プログラミング言語を使ってデザインすること。
WordPressで、オリジナリティがあるホームページを作成したい場合は、プログラミング言語を学んでおきましょう。
ホームページの作り方を学べばデザインの幅が広がる
今回お伝えしたのは、下記3つのポイントです。
- ホームページにはサーバーとドメインが必須
- WordPressを使うと、ホームページを構築しやすい
- ホームページ作りには、おさえておくべき注意点がある
ホームページ作りは、専門業者に依頼するのが間違いない方法です。
なるべくコストを抑えたい場合は、Webデザインの知識を身に付けると良いでしょう。
人材育成スクール「Chapter Two」では、Webデザインコースをご用意しております。
興味をお持ちの方は、ぜひ無料相談会へお越しください。